立石稲荷大明神(山口県下関市)

 

歩くから見えるもの

歩いて旅すると、

車の旅では見えなかったものが、

たくさん見えてきます。

今回参拝した立石稲荷大明神も

僕たちは全く知らなかった神社で、

「あそこに神社がある!」

「だったら行ってみるか!」

そんなノリでした。

車の旅も効率最高で楽しい、

そして、徒歩の旅もまた

非効率だからこそ良い・・・

結局どっちも良いのか(笑)

立石稲荷大明神へ

壇ノ浦古戦場跡から関門橋をくぐり

数分歩くと海の中に注連縄が付けられた

岩が見えてきました。

予備知識は無いものの、

ここは立石稲荷大明神の

真正面にあたり

神社となにか関係があはずと思い

ネットで調べると、

これは、立石稲荷大明神の

御神体とされる烏帽子岩でした。

干潮なので、

コンクリの台座まで見えています。

先程書いたように、

国道9号線を挟んで、

御神体の岩の一直線上に鎮座するのが、

立石稲荷大明神です。

鳥居に信号機がくっついている?(笑)

石垣の中の参道。

中段まで来ると、

鳥居の両脇に手水鉢があります。

左右に二つとは、

珍しいですね。

しかし、その訳はすぐにわかります。

本殿が二つ並んでいるのです。

崖にへばりついた本殿。

向かって左側に参拝。

右側も同じ「立石稲荷大明神」。

何故同じ神社が並んで

鎮座しているのでしょう・・・

古い灯籠には立石大神、

金光大神と刻まれていますので、

元はこの二神がご祭神だったのかも?

本殿を背にして海側を眺める。

中段には「平氏千人塚」と、

「平家無縁之供養塔」があり、

真新しい榊が供えてあり

とても大切にされています。

いくつかのサイトには、

ここは平氏が京都の伏見稲荷大社を

勧請して建立した神社とも書かれており

そういった歴史も踏まえて、

やはりここも平家鎮魂の場所なんですね。

 

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