豊受大神社(京都府福知山市)

 

元伊勢

豊受大神社(とようけだいじんじゃ)は、

伊勢の神宮、外宮(豊受大神宮)の

元宮と伝えられている事から、

「元伊勢外宮」とも言われています。

Wikipediaによると

「元伊勢(もといせ)は、

三重県伊勢市に鎮座する

伊勢神宮(皇大神宮(内宮)と

豊受大神宮(外宮))が、

現在地へ遷る以前に

一時的にせよ祀られたという

伝承を持つ神社・場所。」

と書かれていて、

実際に「元伊勢」と称する神社は、

内宮、外宮合わせると、

近畿圏を中心に、

かなりの数にのぼります。

今回の目的は、その中でも

僕自身が以前から知っていた、

豊受大神社(外宮)と

皇大神社(内宮)への参拝です。

元伊勢・豊受大神社へ

京都府福知山市の中心の北、

天橋立、宮津方面に向かい

車で約25分ほどで

豊受大神宮に到着。

社頭には社務所と、

広い駐車場があります。

石段で境内へ。

元伊勢外宮豊受大神社参拝順路。

これは、親切ですね!

何と分かりやすい案内なんでしょうか。

初参拝の僕にとって、写真付きの

順路案内ほど有り難いものはありません。

参拝順路通り、

まずは明治十年寄進の

お手水で清めます。

黒木鳥居の案内。

「樹皮のついたままの

丸太材をもって

組み合わせられた鳥居で、

日本最古の鳥居形式であります。」

と、このように書かれています。

黒木鳥居へ。

確かに樹皮がついたままです。

素朴で温かみがあり、

何だかホッとしますね。

御社殿へ。

神楽殿(多分)。

舞台の奥には龍神様が鎮座。

ここから本殿の敷地内です。

注連縄柱も黒木鳥居と同じく、

樹皮が付いたままのような・・・?

いいえ、樹皮どころか、

根っこまでありますよ!

こんな注連縄柱を見たのは、

恐らく初めてです。

(数年前の画像を見ると

二本の巨木が生い茂っていました)

注連縄越しの御社殿。

真ん中が豊受大神社の拝殿で、

右が土宮、左が多賀宮です。

拝殿へ。

参拝。

主祭神は豊受大神ですから

食べ物の神様です。

Wikipediaによると、

「伊勢神宮外宮の社伝

(『止由気宮儀式帳』)では、

雄略天皇の夢枕に天照大神が現れ、

「自分一人では食事が

安らかにできないので、

丹波国の比治の真奈井にいる

御饌の神、等由気太神

(とゆけおおかみ)を

近くに呼び寄せなさい」と言われたので、

外宮に祀るようになったとされている。

即ち、元々は丹波の神ということになる。」

「等由気太神」が「豊受大神」で、

上記伝承地の一つが、

江戸時代までは丹波国だった、

ここ豊受大神社です。

沢山食べられますように・・・(笑)

本殿は神明造の茅葺き屋根で、

伊勢神宮と同じ形式ですね。

境内社

本殿の次は境内社を巡ります。

参拝順路の案内通り、

まずは土宮に参拝。

続いて多賀宮。

参拝後、このすぐ左側に

注連縄を張った神域を発見。

真ん中に石のようなものが見え、

無数の一円玉と少しの五円玉が

散りばめられています。

いや、散りばめられたのではなく、

お賽銭をあげているのですね(笑)

これがどんな意味のものかは、

いまもなお?です。

御幸神社。

本殿の左右と背後には、

末社群がコの字形に配置され、

その数は40社近くもあります。

月宮。

「龍燈の杉」の案内。

龍燈の杉。

「龍登の桧」の案内。

龍登の桧の愛称が、白龍さん、

龍燈の杉の愛称が、黒龍さん。

黒龍(こくりゅう)と言えば、

どうしても自衛隊の潜水艦

「こくりゅう」を想像してしまう僕(笑)

しかし、その「こくりゅう」の艦内神社は、

以前僕一人で参拝した事がある、

福井県の毛谷黒龍神社ですから、

神社では繋がっているかも(笑)

本殿と白龍さん。

白龍さん(手前)と、黒龍さん、

二匹の龍のツーショットも撮影。

こうして並べてみると、

木肌の白さと黒さの違いが、

はっきりわかりますね。

白龍、黒龍、

絶妙なネーミングですよ!

参拝順路には無かった、

金刀毘羅神社。

御祭神で言えば、

ここは出雲系の神様ですから

伊勢神宮関連からは、

外れているからでしょうか?

風之宮。

末社群。

そして、さらに末社群。

本殿を左回りで一周し、

また元の場所に戻って改めて見ると、

御社殿背後の白龍さん、黒龍さんが

気になります(笑)

そして、ここで妻の雄叫びが。

「ハートみたい!」

そう言って白龍さんの先端部分を

指差しました。

確かにハートですね!

これで、龍が大好きな妻も

大満足だったかな?

いやもう忘れているか(汗)

これにて参拝は完了です。

社務所界隈

参拝後は、社務所に戻って、

書き置きの御朱印を

授与していただきました。

御朱印の書き置きや

野菜の無人販売所など

人は善意で行動するという、

信頼関係あっての事ですね。

日本ならではの光景でしょうか?

お手洗いの案内も「龍」ですよ!

カラフルな龍なので、「カラフリュー」?

なんか、虎舞竜みたいだな(笑)

男女分けの配慮も絶妙で、

しかも「個室」だし、

なんと言っても清潔感が溢れています。

というわけで、

思い出に残る位に

素晴らしいトイレでした。

今日の不思議発見

社務所の裏側で見つけた

弓道場的な敷地。

弓道場?

いや、的の部分に

タイヤがあるのは何故なんだろう?

そう思って的の近くに行ってみました。

?が16個。

う~ん、

この表も不思議ですね~(笑)

 

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