都萬神社(宮崎県西都市)御社殿編

 

神様は美女がお好き?

都萬(つま)神社の「つま」は

妻から来た名前だそうで、

神社の公式サイトの御由緒によると、

昔は「妻神社」と表記があったようです。

また、ここでの妻とは、

瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の妻であり、

都萬神社の御祭神、

木花開耶姫命

(このはなさくやびめのみこと)の事です。

天孫(天照大神の孫)である

瓊瓊杵尊が地上に降り立って、

見初めたのが、

大山祇(おおやまつみ)の娘の

木花開耶姫で、

このお姫様が、めっちゃ綺麗だったので、

さすがの神様もムラムラしたのか、

(神話の神様は今の言葉で言えば、

好色、絶倫が多くいのです。

絶倫の筆頭は大国主命・・笑)

早速結婚しようとお父さんの大山祇に

申し込んだところ

何とお姉さんの磐長姫(いわながひめ)まで、

一緒に差し出して貰ったのですが、

こちらは好みで無かったようで、

瓊瓊杵尊は、

「好みの顔じゃ無いので返します」

と言ったかどうかは不明ながら

父親の元に返してしまったのです。

日本書紀の一説には、

磐長姫が瓊瓊杵尊を

呪ってその子孫を短命にしたとも

書かれています。

今の僕たちが何千年も生きる事無く、

「程良く死ねる」恩恵を貰えたのも

磐長姫のお陰なのかも知れませんね!

都萬神社へ

西都市に宿泊したので、

都萬神社はもう目と鼻の先で、

ホテルの部屋からは都萬神社の

御神域が一望出来ます。

ドローンも持っていないのに、

都萬神社を俯瞰できるなんて、

このホテルに泊まったのは

本当にラッキーでした!

駐車場は境内内ですが、

いつものように参拝は一の鳥居から。

参道のクス。

川を渡ってご社殿へ。

何だかいい感じの石橋があります。

明治時代のものを、

昭和になって修復したと

書かれていました。

イチョウの形が噴水のよう(笑)

御社殿へ。

超個性的な狛犬。

横から。

吽形も超個性的です。

横から。

手水舎。

ご由緒。

平安時代の全国神社リストに掲載された

「延喜式内社」であり、

日向二之宮でもあります。

拝殿全景写真を撮り忘れましたが、

動画は撮っていました(笑)。

拝殿軒先。

よく、酒蔵に掛けてある「杉玉」が

目を引きます。

決してスズメバチの巣ではありません(笑)

ここはお酒の神様でもあります。

参拝。

注目はこの看板。

「日本一の大太刀」

へ~そんなものがあるとは、

知らんかった~!

お~ありました!大太刀です。

刃渡は2.4m、全長は3.54m。

重さは63.75Kg。

出来たのは、

宝徳二年(西暦1450年)三月。

今から570年ほど昔。

大太刀の由来。

御祭神である木花開耶姫の子供の一人、

ホツセリノミコトの子孫が、この太刀を

奉納されたと書かれています。

太刀の反対側の壁には、

古い鬼(鬼瓦的なもの?)が置かれています。

鬼?

かなり古い・・・。

最も古いものかな?

左側が拝殿、右側が本殿。

本殿。

木造らしき本殿狛犬、阿形。

本殿向かって左側。

こちらには吽形の

木造本殿狛犬がいらっしゃいます。

境内社など

本殿周辺には、

いくつもの境内社や、

神社にまつわる見どころがあります。

千年楠の洞洞木。

楠なのにイカの胴体を

想像してしまいました(笑)

案内を超訳すると

「720年に編纂された日本書紀に

都萬神社の御祭神、木花開耶姫命は、

田んぼの米から

お酒を作ったという記述があり、

これが日本最古の酒造り伝承である」

だからお酒発祥の地なんですね。

境内社入口。

右が四所神社、左が霧島神社。

四所神社の四柱の神様中には

冒頭で書いた、磐長姫も祭られています。

山の神、大山祇神社。

祭られているのは、

木花開耶姫命のお父さん、

大山祇命です。

この案内版、

昭和46年6月8日の記載と書かれ、

既に50年もの歳月が流れているのに

思わず注目してしまいます。

参拝。

昭和46年に遷座したという本殿は、

流造の立派なものとなています。

ここまでは本社近くの境内社などでしたが、

次は、少し離れた場所の境内社です。

祇園神社。

御由緒。

御祭神は、スサノオノミコト。

参拝。

御朱印

朝9時前というのに

社務所は開いていました。

声をかけると神職さんが出てきて、

その方が、御朱印を書こうとすると、

奥からもうひとり、

年配の神職さんが出て来て、

「私が書こう」と言って御朱印帳持って

奥に入られたのです。

待つこと数分・・・

いただいた御朱印がこちら。

素晴らしい~!!

達筆だし躍動感あるし、

妻と二人して感動ですよ。

この日、この時間、この瞬間、

ここに来でホントに良かった!

最後はこれ(笑)

今日の発見

数日前に行われた大祭の御幣。

令和元年の文字に

思わず最敬礼です(笑)

 

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