2018/01/03

松尾城の旅(福岡県東峰村)

 

東峰村の松尾城

この時期に東峰村を尋ねるのはどうなのか?

と正直迷いました。

もちろん7月の豪雨災害で東峰村が

大変な状況であることを知っているし

ボランティア活動でもない

観光客として行っても邪魔だったり

失礼ではないのか?と考えたからです。

しかしその考えを払拭してくれたのは、

僕が参加しているお城巡りを記録するサイト

攻城団」で東峰村の攻城団の団員の方が

投稿されていた

「松尾城は被害がありませんし、

草刈りもしました。

是非いらしてください」

というコメントです。

ウェブの力って凄いですね。

松尾城へ

僕たちの住んでいる

福岡県古賀市(福岡市のすぐ東側)から

東峰村までは

車で1時間半くらいのドライブ旅行です。

カーナビを使ってと書きたいところですが、

正直、カーナビよりもGoogle先生の方が

かなり正確な道案内をしてくれるので、

今回もGoogle先生にお願いしました。

授業料は無料ですし(笑)

メインの道路から入って

すぐのところに駐車場があります。

写真の左端、

グリーンのコーンが立っているところからが

お城への道になります。

そして、さらに左側

(写真に写っていない)には

豪雨被害に遭われた方々への

仮設住宅が建設中でした。

松尾城の案内板

黒田六端城の一つで、

一国一城令で400年前に

廃城となっていますが、

現在でも多くの遺構が残っており

かなり楽しめそうです。

歩き始めて早速テンションが

上がるもの発見!

幟(のぼり)です。

たった二本ですが、

この幟で、「さあ、お城に行くぞ!」と

気持ちが高揚します!

ここから右へ折れて登ります。

僕は間違って

真っすぐ行こうとしたのですが、

妻がこれを見つけて、「こっちよ!」

と教えてくれたのです。

元々方向音痴だった妻ですが、

この数年、以前とは180度変わって

道順も良くわかるし、標識も見つけるし、

僕が教えられることが増えて来ました。

人は60歳近くになっても

思わぬ才能が伸びていく

ものなんですね(笑)

思ったよりもなだらかで歩きやすい道です。

5分くらい登ると急に視界が開け、

木々の先に松尾城が見えて来ました!

敵を寄せ付けないための

畝状竪堀(うねじょうたてぼり)も

くっきりと見えます!

虎口(こぐち)の案内版

分かりやすい図面もあり、

とても丁寧に説明されていています。

ここ松尾城の案内は

遺構の場所ごとに立っていて、

「地元の方々に大切にされている

お城なんだな〜」

という気持ちになりました。

虎口から撮った主郭全景です。

礎石の説明も

こんな石のモニュメントになっていて

素晴らしいですね!

礎石(建物の基礎部分)

虎口から一番遠い場所にある櫓台の案内。

この山の図の通りが

目の前に広がっていました。

櫓台と二股山、英彦山。

この後、

この櫓台の先まで行ってみました。

櫓台を敵側(攻める側)から撮影。

櫓台の石垣。

この下は堀切といって

尾根に沿って直角に土堀を作ってあり

攻められない工夫がしてあります。

僕もここにはまって

出られなくなりそうになりました(笑)

横矢(よこからの敵を防ぐ場所)

などの案内。

北側横矢の石垣

南側横矢の石垣アップ

僕はこんな光景にワクワクするのですが、

妻に言わせると

なんでそこまで石垣に萌えるのか

分からないそうです(笑)

確かにそうでしょう。

半年前までの僕も石垣の良さなんて

まるで分からんかったですもんね!

虎口を主郭側から撮影

やっぱりツーショットは欠かせない(笑)

僕は笑っているが汗だくです。

松尾城は遺構もしっかり残っていて、

また修復も綺麗にされている

素晴らしいお城でした!

今日の癒し

カラスアゲハに癒されました!

太陽光で光って白っぽく写っていますが、

綺麗な緑や青に輝いて見える美しい蝶です。

妻と二人でおばあちゃんが

蝶になってここまで来てくれたね!

と喜び合いました。

 

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