馬高縄文館(新潟県長岡市)前編

 

イメージカラー

馬高縄文館内のイメージカラーは「赤」。

「火焔土器」から連想される

紅蓮の炎をイメージしたものでしょう。

僕も馬高縄文館のサイトを見た時、

この「展示室の赤」に惹かれて、

思わず「ここ行ってみたい!」

そう思ってしまいました。

「色」のお陰で、

二人分のチケット代は稼いでいます(笑)

火焔土器ゾーン

館内には4つのコーナーがあります。

まずは、火焔土器ゾーンへ。

展示室入口。

火焔土器のお出迎え(笑)

館内全景。

心落ち着く配色で、

癒しの空間です。

いきなりの「火焔土器」。

本物だ〜!

「火焔土器 重要文化財」

説明を読んで、驚いたのが、

「「火焔土器」は、

この1個の深鉢につけられた愛称で、

他のものは全て

「火炎土器」、「火焔型土器」など、

完全に区別されています。」

こんな内容です。

発見第一号というのは、

やはり特別なんでしょう!

センターの火焔土器の後ろに展示されている

「火炎土器」。

案内を書き出すと

以下になります。

「馬高遺跡から発見された

火焔型土器と王冠型土器のなかまです。

4つの大きな突起に

鋸歯状のフリルがついた「火焔型」、

山形の突起をもつ「王冠型」が

最も特徴的な形式です。

深鉢の形がふつうですが、

馬高遺跡では類例の少ない

火焔型の浅鉢も発見されています。

いずれも縄文時代中期の中ごろ

(約5,000年前)につくられました。」

今こうして大切にされている

土器の姿を見たら、

5,000年前に造った人たちは、

かなり嬉しいはずです(笑)

「縄文時代の馬高・三十稲場遺跡」

縄文時代の始まり、

1万5,000年前からの年表。

縄文時代は1万2,000年も

続いているとは、

初めて知りました(笑)

「火炎土器の特徴」

「火炎土器様式は、

火焔型土器や王冠型土器などの

装飾的なグループと

表面に縄文をつけただけの

地味な一群、非装飾的な

グループから構成されています。」

このように書かれています。

「火焔土器の構成」

「火焔型土器と王冠型土器」

パッと見た目の形は似ていても、

文様の形が違っていたりと

細やかな点では、

かなりの相違があることがわかります。

長岡の火炎土器群と妻。

案内。

次の展示、

まずは、一番右、

火炎土器の成立と展開から。

「火炎土器の成立とその周辺」

周辺地域の手法をミックスさせ、

火炎土器が誕生し、

それがまた地方に波及し、

相互間で様々な土器が出来たことが

書かれています。

火炎土器以前の在地の土器。

火炎土器への発展前の姿が

よく分かります。

「火炎土器の広がり」

「火炎土器様式が主に

現在の新潟県で流行し、

長岡市はその中核地帯の一つ」

このように書かれています。

「火炎土器の用途と技術」

案内を書き出すと以下になります。

「火炎土器様式全体のなかでは、

縄文をつけただけの

簡素な土器がほとんどで、

火焔型土器などの装飾的なものは少数です。

その一方で、

表面に残るおこげやススの痕跡から、

装飾的な土器も

火にかけて使ったことは確実です。

おこげやスス、土器の粘土などについて、

科学的な分析をおこなうことで、

土器を使っていた年代、

土器で煮た食材の成分、

土器のつくり方などを

具体的に明らかにすることが

できるようになりました。」

ビックリですね!

火炎土器を料理に使っていたなんて。

めっちゃ料理しづらかったでしょうに(笑)

ここまでで、

火焔土器ゾーンの見学は終了、

次は企画展示コーナへと進みます。

(続く)

 

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