卯寅稲荷神社(大分県臼杵市)

 

生活に密着した神様

お稲荷さま=おキツネさま。

そんなイメージの稲荷神社です。

多くは衣食住の神様が

いらっしゃいますので、

日常に密着した神社と言えるでしょう。

戦国時代も江戸時代でも

城の武士も日常生活は大切だし

城下の町民も拠り所は必要です。

やはりこのような生活密着型神様の存在は、

日々、人々の大きな心の支えだったのかも

知れませんね。

そして、平成の今(もうすぐ新元号ですが)

では大きな会社の敷地内には

お稲荷様が祭られている事も多く、

商売繁盛の神様としても鋭意活躍中です。

卯寅(うとの)稲荷神社へ

JR臼杵駅を下りて

臼杵城の一番近い入り口は、

卯寅櫓や、卯寅稲荷神社がある

卯寅口です。

駅前の地図で見ると、

駅から一直線でわかりやすく、

数分ほどで到着します。

こちらは表参道になるのでしょうが、

江戸時代、ここは海の上でしたから

船でしか移動は出来なかった場所です。

なので、埋め立て後に表参道的な

立ち位置になったのではと、

勝手に推測しています(笑)

入り口から見上げると卯寅櫓が

絶壁に建ってこちらを睨んで?います。

櫓を過ぎて、登っていくとそこに

卯寅稲荷神社が鎮座していますが、

反対側の大手口からお城に入った僕たちは、

実は城内からこの神社に向かいました。

その参道がこちらです。

大友宗麟公が建立したようです。

このころはまだキリシタンではなかったので、

神社を崇敬していたのでしょうか?

こちらが裏参道、いや表なのか、

お城側からが表なのかは

何とも言えないところです(笑)

この由来によると

創建は大友宗麟公で、

その後、稲葉氏歴代城主にも受け継がれ、

明治に入って神様は

この場所に落ち着かれたようです。

また、最後には、

「当社は竹田市玉来の扇森稲荷神社

並び称される高位の稲荷神社であります。」

と書かれています。

僕たちが2016年正月に参拝した

扇森稲荷神社の名前に出会えるとは、

なんとも嬉しいものですね。

参考までにその扇森稲荷神社はこちらです。

人と大きさを比較すると

壮大さがわかりますね。

九州三大稲荷と言われているそうですよ。

卯寅稲荷神社本殿にて参拝。

そして右奥の海に浮かぶ

お稲荷さん(寿司)の形をした島を発見!

調べてみると津久見島という無人島で、

キャンプ地として人気だとか。

お稲荷さんで見つけた

お稲荷さん島の話でした(笑)

本殿斜め横から撮影。

手入れの行き届いた、

流造りの美しい本殿ですね。

キツネの耳?(笑)

今日の気になるもの

本殿の横にある倉庫?

中には巨大なキツネの顔が

見えていました!

過去最大のキツネのお顔。

お祭りで使うのかは不明です。

 

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