慈恩の滝(大分県玖珠町)

 

国道沿いに名瀑あり

玖珠町から、今日最後の目的である

小石原高木神社の神楽を見るため

東峰村を目指して車を走らせていたら

玖珠町と日田市の境あたりで

見えて来たのが「道の駅 慈恩の滝くす」。

滝の名前そのものが付いている道の駅とは

珍しいな~と思いつつ、

夜神楽までは時間もあるし行ってみるかと

道の駅に入り滝を見に行ったのです。

こんなに便利な場所に

有名な滝があるとは、正直驚きました!

慈恩の滝へ

道の駅から徒歩2分ほど、

すぐそこに慈恩の滝はあります。

案内のように道の駅の超ご近所です(笑)

すぐ見えて来たのがこの光景。

お~滝だ~!

低い位置から見ていた僕たちは、

この滝が二段になっている事を知り、

上から見ることに。

これは素晴らしい!

水の勢いがあって、

マイナスイオンも

あたり一面に飛び散っているはず(笑)

よく見ると滝の裏側を

人が通っているではありませんか!

へ~ここは裏見の滝なんだ~

とまた感激。

ここは動画でも

滝を再体験(笑)

裏見の滝という事を知った僕たちは、

好奇心の塊となって、

滝の裏へと向かいます。

ここまで来ると水しぶきがかかって

いよいよ来たな~って感じ(笑)

少ししぶきを浴びながらツーショット。

滝行に向かう修行僧?

滝の裏から。

マイナスイオンをたっぷり浴びて、

身も心も清らかになったはず(笑)

滝裏の道。

ここを通って滝の反対側に到着。

「慈恩の滝」の石碑と「上昇喜龍」

慈恩の滝という文字は、

天瀬町長の山田良久という方が

書いています。

日田市と合併前、

ここは天瀬町と玖珠町の境だったのですね。

平成の大合併により

地域の名前の多くが消え、

地元感というものが、薄れてしまいましたが、

このように歴史ある石碑があれば、

過去も知れて嬉しい気がします。

そして、上昇喜龍には、

この滝の名前の言われが書いてありました。

昔この滝に住んでいた竜が病気になり

村人たちが救おうと旅のお坊さんに

助けを求めました。

お坊さんは、竜が滝の中では、

長く生きられなので、

天空に昇らせてあげました。

村人の恩を思い、

竜は恵みの雨を降らせたので、

この村には作物も育ち人々は

竜を忘れず暮らしました。

その竜が天空に昇る時に

滝の岩に竜がぶつかったので、

一段だった滝は二段に割れて

今の姿になったそうです。

地蔵菩薩

上昇喜龍の右側に

地蔵菩薩があります。

妻がこれを見て、

「あ、これ私が毎日心で唱えている言葉!」

そう言ったのが、左側に書かれている

南無大師遍照金剛

(なむだいしへんじょうこんごう)

僕はこの意味も分かりませんし

お経も知りませんでしたが、

真言宗で唱える一番短い『お経』で、

「仏さまの慈悲は

すべてのものに幸せを及ぼそうという

智慧の働きは、金剛石のように堅固で

輝きを失いません。」

調べると大まかにはこんな意味で、

お寺でも、位牌の前でも、

人の幸せを願う時も、

自分がピンチになったらなおさら

このお経を唱えると良いそうです。

参拝して、

慈恩の滝めぐりは完了です。

「ゆふいんの森」に遭遇

慈恩の滝を満喫した僕たちが、

道の駅まで歩いていると偶然にも

滝のすぐ横の久大線を通るJRの特急

「ゆふいんの森」に遭遇しました。

実はこの列車、慈恩の滝の前では

スピードを落とし、

乗客が滝を眺められるように

配慮しているのです。

乗客の方々

お楽しみいただけたかな~(笑)

 

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