小石原千灯明 灯りと神楽舞(福岡県東峰村)

 

見えない力に導かれ・・・

昨年、2017年7月の

豪雨災害の前に一度、

その後に二度の合わせて三度、

僕は東峰(とうほう)村を訪れています。

そして、今度が四度目。

災害前に行ったのは、

竹棚田の火祭りで、この時は

1年後に大災害などが起きる由も知らず、

ただただ、のどかで素晴らしい

東峰村を満喫出来たのです。

その時、お祭り会場において

僕は目の前で、東峰村の、

渋谷村長のご挨拶を聞いていました。

温かみのあるユーモア溢れる

素敵なお人柄と感じていました。

その渋谷村長が

テレビに頻繁に映るようになったのが、

昨年の豪雨災害の時です。

避難指示のことなど、

ともすれば批判されるような場面でも

村全体の状況と村民の命を思い、

自分の意思を明確にし、

どうすれば被害を最小限に抑えられるかを

考え抜いた采配だった事を

お話されていたのを思い出します。

そんな東峰村と四度目のご縁が出来たのは、

偶然が重なっての事で、

本当に僕たちと東峰村の

不思議な繋がりには驚くばかりです。

東峰村が呼んでくれた?

玖珠町を散策した後、慈恩の滝で癒やされ、

ここ、東峰村に到着しました。

こちらの写真は朝、玖珠町への行きがけ

道の駅小石原に立ち寄った時のものです。

ここには、この日の夜に行く予定の

小石原千灯明のポスターもありました。

実は二回目に東峰村を訪れた時、

高木神社に参拝し、神楽舞が

あることを知っていました。

しかし、月日が経つと記憶や印象は

薄れていくもの、

僕の頭から高木神社の神楽舞は

消え去っていたのです。

ところが、玖珠町を旅する日程を

所用のため、一週間ずらし、

その日程変更したから数日前に、

僕は会社にある毎月写真が変わる

10月のカレンダーを確認していました。

しかし、見ているうちに、

何故か次の月を見たくなったので

めくってみました。

するとそこには、

「小石原高木神社の神楽舞」の写真が。

あ~そうだった、これを見たいと

思っていたな~

と思いながら、写真下の

小さな文字の説明文を読むと

「毎年、10月の最終土曜日に開催」

そう書いてあるではないですか!

僕たちが玖珠に行くのはまさに

10月の最終土曜日です。

しかも玖珠に行った帰り道に寄れて、

神楽舞は夜なので、

完璧な旅のスケジュールが組めます。

何という運の良さ!

高木神社の神様が僕を呼んでくれたのか、

それとも東峰村に愛されているのか(笑)

小石原千灯明 灯りと神楽舞

東峰村には夕方6時前についたので、

神楽舞が始まる午後7時にはまだ

時間があります。

まずは、車を止めようと

駐車場の場所を係の人に

聞いてみると

「この近くの建物の空いている場所は

どこでもいいので停めてください」

とのお返事が。

何とも緩~い

地方ならではのゆったり感を味わえ

いきなりほっっこりモードに(笑)

神社の周囲、到るところに

灯明が飾られています。

「ようこそ 小石原」

ウェルカムバンブー(笑)が

僕たちを歓迎してくれます。

竹棚田の火祭りの時もそうでしたが、

手作り感満載なのが、

暖かみをいっそう増してくれて

本当に素晴らしと感じます。

高木神社境内入口。

参道も灯明でライトアップ。

色々あります。

火が消えるので、その都度

付け直す係の人には頭が下がります。

かぐや姫が大量に生まれそう(笑)

神社境内を散策しても

神楽舞の開演時間までは、

まだまだあるので、

ここでひとまず腹ごしらえ。

日田焼きそばを頼む妻。

祭り会場で食べる日田焼きそば、

お肉もたっぷり入って

格別な味で大満足!

夜神楽

神様が引き寄せてくれた神楽舞、

やはり特等席で見たいものです。

僕たちは開演20分ほど前に

拝殿の正面で待ちました。

拝殿と神楽殿を兼用した高木神社。

そして、開演時間になりました。

まずは、代表者が神様にご挨拶。

いよいよです!

上演される神楽一つ一つを解説した

プリントが賽銭箱近くに置かれていたので、

僕も一枚いただきました。

ここからはその解説を抜粋して説明します。

「榊(さかき)の舞」

神殿やいっさいの参集する人々を

祓い清めるための舞。

「奉納(ほうのう)の舞」

収穫に感謝し神社へ奉納する舞。

「豊穂(ほうすい)ヒコの舞」

豊作に感謝し、

翌年の五穀豊穣を祈願する舞。

「神輿松(みこしまつ)の舞」

豊後の大名が英彦山を

攻め焼き討ちをした折、

逃げ延びた山伏が

担いできた神輿を松に掛け、

その場で憤死を遂げた無念を表した舞。

動画でも撮影。

「天神(てんじん)の舞」

前段で鈴と弓と矢を持って舞い、

后段では弓に矢をつがえ急速に舞う。

弓の霊威によって豊かな幸を祈る舞。

この舞の後半は矢(安全なもの)を

観客に向けて放ち、取った人は

いっそうの霊威をいただけるという

ちょっとパフォーマンス的なものがあり

大いに盛り上がった素晴らしい舞でした。

「行者(ぎょうじゃ)の舞」

行者(山伏)が

英彦山に入る前に身を清め

挿し木をしたものが、

現在の「行者杉」として

今も息づいている様を表した舞。

杉の挿し木を始める舞者。

僕たちは一年前の夏、

豪雨災害の後に行者杉に行き、

数百年前から

行者(山伏)たちが植えた

杉林を堪能していましたので、

その杉を思い浮かべ、

この舞を特別な気持ちで

観ることが出来ました。

クライマックス。

杉は本物のようですね。

行者杉をモチーフにした神楽舞を

見られて、大満足。

ここまでで、演目は6つあり

あと4つ、全部で10の神楽舞が

予定されているのですが、

僕たちは予想外の寒さに震えて、

ここで神社を後にし、

石段を降りようとしたその時、

次の演目が気になり、

引き返したのでした。

そして、観たのが、

「烏合夜(うごうえ)の舞」。

神通力を持ち

行者の象徴とされる烏天狗が、

行者杉の木立の中を飛び回り

太鼓を打ち鳴らす舞。

はじめは烏天狗は一人です。

あたりをキョロキョロ見回していると

観客をかき分けてもう一人が登上。

これだけでも会場の子どもたちは

ドキドキ、大人の僕たちも

ドッキドキ(笑)

テンポが早い太鼓に

気分も高揚してきます。

何やら観客を

見渡しているな~と思いきや

お~!!キター!!

僕たちのすぐそばまで、

烏天狗がやってきました。

横にいた小学生は、悲鳴とも

喜びともつかない声をあげています。

僕も声をあげそうになりながら(笑)

シャッターを切ったのがこの写真です。

ここまで観てホントに良かったと

妻と二人して話ながら帰途につきました。

千灯明に映える帰りがけの参道。

東峰村、ありがとう!

僕たちを呼んでくれて。

後日談

旅から帰って、僕たちを導いてくれた

カレンダーを見てビックリ!

カレンダーの写真は、

一旦帰路について引き返して観た、

あの「烏合夜」の神楽だったのです。

実際に神社で観ていたときは、

カレンダーの写真がどんなものかは

全く忘れていましたから

これも神様、東峰村の

有り難いご利益に違いありません。

 

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