大和の森(福岡県篠栗町)後編
登山用の靴
登山が苦手な僕たちが、
巨木巡り、お城巡りを始めてから
いったいどれだけ山を登ったでしょう。
しかし、僕たちはいつもまるで
都会を歩くような格好で、
特に妻は、すれ違う登山者から
ビックリされたほどでした(笑)
そんなわけで、
そろそろ妻の登山用の靴を購入しようかと
思い始めています。
そうは言っても本格的な登山靴ではなく
ただの滑りにくい厚底の靴ですが(笑)
ジャレ杉
約2kmの遊歩道の
中間あたりにあるのが、ジャレ杉です。
発音だけ聞くと
「戯(じゃ)れすぎ」に聞こえてしまうのは、
僕がいつも戯れているからでしょうか(笑)
本道から少し道を上がった場所に
ジャレ杉はいらっしゃいます。
なかなかのシルエット!
幹周りの11mはかなり太いものですね。
近くから上を撮影。
杉観賞用の展望台があります。
大きさの比較にもならない写真。
妻の靴は紐がすぐほどけてしまう
ただのスニーカー(笑)
大和の大杉
次が大和の森の一番のメイン、
大和の大杉へ向かいます。
ここで僕は道に迷ってしまったのですが、
妻が「こっちよ」と
指南してくれた方向に進む事に・・・
この道には木片が撒かれていて、
歩きやすさに思わず感動します。
こんな手の混んだ
メンテナンスをされている遊歩道、
初めて歩きました。
そして、少し行くとこんなものを発見。
標識の裏側に
手書きの文字で、
「200m 大和大杉」
とあります!
これを見て改めて妻の
土地勘の鋭さに脱帽した僕です。
以前はかなりの方向音痴で、
僕が教えなければ
どこにも行けなかった妻なのに
今は僕と立場が逆転して、
ちょっと悔しくも?
大いに重宝しています(笑)
ここを下りると大和の大杉。
出ました!(笑)
せと小4年の児童が作った看板は、
この遊歩道のあちこちで見かけます。
大人が作った看板よりも
正直、分かりやすさと温かみがあって、
まさに「心が入った」看板と言えるでしょう。
看板を作ったころ、
小学校4年だった子どもたち、
今はいくつになっているのでしょうか・・・
大人になった時、これを見て、
「心」を思い出して新たな活力に
してくれればいいな~なんて思った僕です。
これは、巨大です。
幹周りが16m以上
樹高が40mもあります。
現在、日本一大きな杉は、
新潟県の将軍杉で、
幹周りが19mほどですが、
大和の杉は樹勢も素晴らしく、
小学生が書いた看板の通り、
日本一の巨木になる日が
来るかも知れませんね。
幹は5本ほどに分かれています。
注目したのが幹の橋(笑)
何でこんな形になるのか、
不思議です。
展望台でツーショット。
少し下から見ると、
根っこ部分の太さが
よりリアルに見られて、
その迫力を楽しめます。
ただ、これほどの巨木である
大和の大杉が、
何故、国の天然物指定を
受けていないのでしょうか?
七又杉
大和の森、最後の一本は七又杉。
七又に分かれているようですが、
はっきりとはわかりません。
幹周りと樹高を見ると、
かなりのものなのでしょうが、
大和の大杉を
目の当たりにした直後だと
どうしても大和の大杉の
引き立て役に回ってしまいます。
幹の雰囲気からして老木っぽくも
見えますが樹勢はまだまだ
衰えてはいないようです。
やっぱり根本は老木かな?
長生きしてね、おじいちゃん!
いや、おばあちゃんかも(笑)
これにて、
大和の森のトレッキングは終了。
あとは駐車場へと戻ります。