柳澤神社(奈良県大和郡山市)
30年で300倍
柳澤神社の御祭神は
徳川綱吉に寵愛された、
柳澤吉保(よしやす)。
忠臣蔵などでは、
ちょっと悪役的に描かれたりしますが、
実際の彼は、民に慕われた人のようです。
その吉保、Wikipediaによると
家督を継いだ時、
500石ほどだった扶持は、
30年ほどで15万石までに増え、
大名にまで登り詰めています。
何と300倍も給料が上がったという訳で、
出世物語のお手本みたいな人。
ここでは、学問の神様として、
崇敬されているようですが、
「出世の神様」と言った方が
分かりやすいかもですね(笑)
柳澤神社へ
郡山城の本丸に
鎮座している柳澤神社ですから
本丸、天守台へと向かえば、
自ずと神社に出会えます(笑)
社頭。
天守台へ向かう「竹林橋」という
土橋が参道です。
手水舎前を通り、拝殿へ。
御由緒。
御祭神の柳澤吉保公は、
郡山城の城主ではなく、
移封される前の甲府城主でした。
「祭神 旧川越 甲府 城主
柳澤美濃守吉保公」の石碑。
さらに奥へ。
拝殿。
ここから本殿に参拝。
扉には柳澤氏の花菱紋が、
浮き彫りされていますね。
柳沢吉保は滅亡した
武田氏の遺臣の子孫、
だから武田氏の家紋の
一つである花菱を
使っているのでしょう。
玉垣内の本殿。
郡山城の天守台から俯瞰した
本殿と大楠と境内社。
この巨木が神様を
より引き立てている気がします。
境内社にも参拝。
参拝。御祭神は不明。
これにて、柳澤神社の参拝は完了です。
今日のマンホール蓋
大和郡山は金魚の町。
そんな金魚はマンホール蓋でも泳いでいます。
金魚は、柳澤吉保の息子、吉里が、
甲斐の国(山梨)から大和郡山へ
入国したときに持ち込んだと言われ、
柳澤氏の功績の一つでもあり、
その後、大和郡山は、
金魚の日本三大養殖池となっています。