十六神社のクスノキ(福岡県鞍手町)

 

生命力に触れる喜び

巨木と呼ばれる木々は、

みな違った個性を持っています。

そして、その辿って来た道のりも

それぞれの歴史があり、

奇跡的に何百年もの間、

落雷にも放火にもあわずに

過ごしてきた木もあれば、

天災や人災、様々な危機を乗り越え

満身創痍になりながらも

今なお立ち続ける木もあります。

僕たちが巨木巡りを始めた

当初の目的は前者の

「幸運な木を」見る為でしたが、

何度も巨木を見ているうちに

後者の「しぶとい木」(笑)にも

大いに魅力を感じるようになり、

むしろ、ただ大きな木よりも

「しぶとい木」の生命力の方が、

僕たちの心を揺さぶるようになりました。

そんな生命力を持ったしぶとい木が、

自宅から1時間ほどで行ける

鞍手町の十六神社にあると知り、

自宅からの往復がギリギリ可能な量の

ガソリンを入れて向かったのでした(笑)

クスノキ

クスノキは「楠」と「樟」の

二つの漢字があります。

どちらも同じクスノキを指すもので、

文章に書く時、

どちらの漢字を使えばいいか

ホントに困ります(笑)

だからどっちでも良いように

「クスノキ」とカタカナ表記が

圧倒的に多いのでしょう。

境内横にある十六神社の駐車場に

車を停め境内へと向かいますが、

一旦境内を出て、

参道の起点を目指します。

出来るだけ一の鳥居から参拝するのが、

僕たち(僕だけ?)のやり方です。

神様を敬うからではなく、

写真を残したいからというのが、

一番の理由ですが(汗)

あっ!もちろん神様をないがしろに

してはいませんよ(笑)

ここの鳥居の両側には、

顕彰碑が二つ建っています。

地元の画家、西野耕正の碑。

画伯の絵が刻まれていて、

顕彰する人が画家であった事が

よく分かる秀逸な顕彰碑ですね。

一の鳥居から200mほどで、

境内入口にそびえる

クスノキが見えてきます。

主幹が失われて、

大きな空洞が出来ているのも関わらず、

樹勢は素晴らしく、

これからも長く生きながらえそうな

クスノキです。

しめ縄も新しくて

太いものが張られていて、

このクスノキが地元の方々から

大切にされ、見守られているのが

ひしひしと伝わって、

僕たちも思わず嬉しくなります。

別角度から見ても素晴らしい!

いつものように

大きさの比較写真も撮影。

手前に石垣があるので、

根の部分が伸び伸び出来ない分、

心配ではありますが、

石垣を壊して道路を塞ぐわけにもいかず、

何か方法があればいいのですが。

御社殿

クスノキの前には

神様の名前や由緒が書いてあります。

12年前に書かれたものですが、

クリアファイルのお陰で、

それほど劣化していません。

十六柱の神様を祭っているから

十六神社という名前になったのでしょう。

石の参道。

神額には十六神社の文字。

まだ紅葉も残っていて、

参道の雰囲気を盛り上げています。

長い階段。

お城なら二の丸みたいな場所(笑)

三段になった境内の石垣が、

素晴らしいですね。

この形を見た瞬間、

マヤ文明のピラミッドを思い出しました。

昭和3年というから

今から90年ほど前に積み上げられた

石垣は三段に分かれていて、

以前はこの一段ごとになにか建物が

あったのかも知れません。

ちゃんと昭和三年八月と書かれた

銘版がはめ込まれています。

御社殿敷地への入り口の狛犬。

天保九年(西暦1838年)の作品です。

吽形はちんちんのポーズ。

注連縄柱から臨む拝殿。

自然木に書かれた神額に

ほのぼの感を貰いながら参拝。

左が本殿、真ん中が幣殿、右が拝殿。

近代的なシャッターが見どころ?

本殿アップ。

本殿の横には神楽殿っぽい建物が

ありますが、こちらが何かは不明です。

境内社

不明な建物(笑)と本殿の裏手には

幾つかの境内社が鎮座しています。

以前は他の場所にあったものが、

ここに合祀されてひとまとめにされた

そんな雰囲気に感じられます。

慶応元年生まれの狛犬。

吽形。

豊日宮。

白山宮。

そして、本殿向かって右横にも

境内社があります。

道案内の神様、猿田彦社と

水の神様、貴船社。

神武天皇遥拝社。

夫婦杉っぽいもの

本殿裏手には、

夫婦杉と言っても良いくらい

仲良く寄り添う杉が二本あります。

樹齢は100年もないでしょうが、

御神木としても良い気がしますね。

見上げると仲良し度も増します(笑)

境内からの景色。

最後にはいつものやつも

忘れずに(笑)

十六神社のクスノキは、

村の鎮守様的な、

地域に愛される神様の

その守り神のような、

素晴らしい巨木でした。

 

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