八剣神社(福岡県鞍手町)
剣だらけ
三種の神器の一つである草薙の剣。
スサノオがヤマタノオロチを退治した時、
大蛇の尾から見つかった神剣です。
その後、景行天皇の息子である
日本武尊命(ヤマトタケルノミコト)が
この剣を持って九州の熊襲征伐をした時、
鞍手町に滞在したという話から
この剣が納められたという伝説がある
鞍手町には多くの「剣神社」や
「八剣神社」が点在しています。
まさに鞍手町は、
剣だらけの町なのです(笑)
八剱神社
八剱神社は、「やつるぎじんじゃ」
または、
「はっけんじんじゃ」と読むようです。
実際の神社の御由緒にも
読み仮名は無かったのですが、
できればどちらかに決めてもらえれば
有り難いものです(笑)
剣岳の中腹に鎮座する八剣神社。
停めやすい駐車場や
トイレの整備は完璧で、
ここまで施設が整っているとは、
素晴らしいですね。
こちらは五の鳥居。
この手前500m位の間には
4つもの鳥居があるのですが、
全部車で通過するので、
いきなり五の鳥居なのです。
さすがに往復1km歩いて
一の鳥居から参拝する気力は
ありませんでした(笑)
御由緒。
修理固成(つくりかためなせ)の碑。
「物を創造する、
種々のものを発明するの意で
神道の基本である」
修理って直す事だと思っていましたが、
作ることも修理だったんだ~!
御社殿へ。
黄色いイチョウが綺麗・・・
注連縄柱。
イチョウの葉が綺麗に敷き詰められた
参道に立つ銅鳥居。
絨毯を作ってくれたのは、
このご神木です。
黄色い絨毯は御神木の足元も
いっそう引き立たせていますね。
石段から見たイチョウ。
慶応元年生まれの狛犬。
吽形。
拝殿が見えてきました。
参道脇には、どこかで見たような狛犬が・・
六嶽神社の本殿前にいた、
あの曲芸師ならぬ
曲芸狛犬ではありませんか!
左足を上げたスタイルも全く同じです。
弘化三年生まれなので、
御年172歳ですね!
吽形はお尻を思い切り突き出して
灯籠を乗っけるタイプなのも同じです。
天保六年の灯籠。
西暦1835年なので、
こちらは183歳。
狛犬→灯籠の次は
また狛犬(笑)
文政八年(西暦1825年)生まれの狛犬。
193歳とここでは最長老かも知れません。
安政六年生まれの159歳。
吽形。
参拝。
神紋は上り藤。
右が拝殿、左奥が本殿。
本殿。
本殿を守る狛犬。阿形。
こちらは吽形。
渡り殿。
拝殿の真横に続く御社殿です。
この絵のお陰で、剣岳城で見た
熊野宮や祇園社、鳥居が
旧参道沿いにあったことを
知ることが出来ました。
やはり文章だけでなく絵は大切ですね。
御神木
渡り殿の前には、
参道脇にあったイチョウに負けず劣らずの、
素晴らしいイチョウがそびえています。
イチョウに見とれて佇む妻・・・
旅番組のモデルみたい?(笑)
一面黄色です。
御神木から見た御社殿。
ここが気に入った僕たち。
境内社など
イチョウに癒やされたあとは、
境内社を巡ります。
八雷社。
石祠。
御祭神は不明です。
貴船神社。
大黒様が飾られているので、
大国社でしょうか。
神牛。
横参道から社殿を臨む。
特別な神様が祭られているのか、
ここは結界が張られていて、
立入禁止です。
参拝を終え帰路に。
銅鳥居の右上の凹み、
何かが落ちてきたのでしょうか・・・
気になる碑
八剣神社境内のいたるところに
見かけた文字。
「四十四賀 猪の会」
この地方では44歳には
特別なお祝いの意味が、
あるのかも知れません。