怪我の功名(令和7年6月)

 

重大ミッション

敦賀・長浜一泊二日の旅の初日、

敦賀赤レンガ倉庫で、

妻がお世話になっている方に

お土産を買いました。

この中の売店で、

妻が福井県産にこだわった結果、

内容・価格ともに理想を超える

チョコレートを見つける事ができ、

「いいもの見つけて良かった!」と、

二人で喜び合ったのも束の間、

「あ!この暑さじゃ明日までに溶けるね」

そう気付いた僕たちの心は、

真夏の暑さから真冬の寒さへと転落(笑)

ここで僕たちには、

「チョコを溶かさず家に持ち帰れ!」

こんな、

重大ミッションを与えられたのです。

妻のひらめき

「足るを知って及ばぬ事を思うな」

こんな楠木正成の名言を

知るはずもない妻ですが(笑)

このミッションにおいて、

妻はまさしくこの言葉の主旨を

完璧に実践していました。

自分のリソースを信じ、

知恵と発想で不可能を可能にしたのです。

きっかけは、

お酒を飲んだから(笑)

ではなく、

ホテルでお酒を飲んだ時の「氷」です。

宿泊したホテルルートイン長浜インター

製氷機の氷で酒盛りをした翌日、

冷蔵庫内のコップに、

余っていた氷を見た妻は、

「これを保冷剤にする!」

そう僕に言い放ったのです。

正直、

「昨日の氷だし、かなり溶けてるし、

そんなに持たないだろう・・」

「しかもどうやって、溶けた水が

こぼれないようにするのか?」

僕は冷ややかな目で

ネガティブに答えたのです・・

しかし、結果から言えば、

軍配は妻に上りました。

ここからの出来事は、

楠木正成の名言は知ってても

何も実践しない頭でっかちの僕と、

楠木正成はじめ、

世の中の掃いて捨てるほどある

「名言」なんか糞食らえで、

実践あるのみの妻との歴然とした

レベルの違いを浮き彫りにしたのです。

妻の実践した事は以下になります。

このシリーズのチョコを

3個買ったのですが、

これをビニール袋に入れ、

その中にこんなものを

一緒に入れたのです。

上下に連結した製氷機付属の紙コップ。

勿論、中には氷が入っていますが、

僕が心配した溶けた水は流れず、

それどころか、

その冷たい水は僕たちの渇いた喉を

潤してくれたのです!

しかも冷気のお陰で、

炎天下、背中のリュックの中に

入れていたにも関わらず、

チョコは全く溶けていませんでした。

怪我の功名

「名言糞食らえ妻」に感服し、

木之本地蔵尊を参拝後、

大阪空港に向かう前に昼食を取る事に。

滋賀県の地元スーパー、平和堂。

店内放送では、

地元滋賀県出身の西川貴教が、

ナレーションしていて、

「滋賀県感」を満喫できます。

弁当やパンを購入後、

イートインコーナーを利用。

エビのパン&エビの飯、

どんだけエビ好きなんやねん!(笑)

そして、

ここで最終兵器が登場・・・

ホテルの製氷機から生まれて約18時間、

炎天下をもろともせず

ここまで生き残った氷たちは、

最後は紙コップと共に、

アイスオレを冷た〜く、

美味し〜く演出してくれたのです。

妻のひらめきと慧眼に、

改めて、

「足るを知って及ばぬ事を思うな」

こんな楠木正成の名言なんて、

糞食らえ!と思った瞬間です(笑)

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください