津和野カトリック教会(島根県津和野町)

 

未知なる歴史との出会い

犬も歩けば棒に当たる。

昔からあるこの諺(ことわざ)には、

全く逆の意味があります。

出しゃばると災難に遭うという戒めと、

何でもいいからやってみると

思わぬ幸運にあうということのたとえの

二つです。

もちろん僕たちはいつも後者、

今回も沢山棒に当たって、

もう足は腫れ上がっていますよ(笑)

そんな棒に当たりまくった最後に、

へ〜!な歴史を知りました。

津和野の町並み散策

弥栄神社から津和野の町を散策しながら

津和野駅をめざします。

津和野町役場の門は、

昔の家老の屋敷にあったものです。

白壁が美しい町並み。

津和野の観光案内でよく見る風景。

ここを歩いていると、教会が見えてきました。

津和野カトリック教会。

あまり教会には興味が無い僕ですが、

何となく入ってみました。

(教会の方ゴメンナサイ!)

なんと畳ですね!

教会で畳が敷いてあるなんて、

初めて見ました。

ちょっと柔道場のようにも見えて、

ビックリです。

しかし、

正座したりあぐらがかけないなど、

足の不自由な方は大変そうですが、

何か対策があるのでしょうか?

すぐに足が痛くなる僕の

気になるポイントでした(笑)

教会の定番、ステンドグラス。

そして、何やら気になる絵が飾ってあります。

檻に入った人を見つめるマリア様。

何にやら拷問の臭いがして来ます…

見学させていただいたお礼に、

少〜しだけ献金はしましたが、

絵はがきには興味がないので、

持ち帰らずです(笑)

教会の入口方面。

なるほど、正座しなくても

パイプ椅子を使う手があったか!

これで、気にならなくなりました(笑)

そして、教会の横には、

先ほどの「絵」を解明出来る

資料館があったのです。

もちろん棒に当たるために(笑)

入ってみました。

明治時代になって改めて出された

キリシタン禁止の札。

明治時代になってからも

キリスト教はダメだったのですね!

江戸幕府の終焉とともに、

宗教も自由になったのかと思いきや

何と、これは鋭意継続中だったとは…

長崎の大浦天主堂で、

「私はキリシタンです」と

名乗りを上げた人たちが捕まって、

三千五百人もの人が、

流罪にされたそうで、

ここ津和野は、

その流罪地の一つだったようです。

取り調べを受けたり、

拷問されたり、

その結果改宗した人もいれば、

檻に入れられた人のように

殉死した人もいます。

いや〜やっぱり

犬も歩かなければ

僕には当たらないものですね(笑)

江戸末期には大浦天主堂などの

教会が出来ていたのにも関わらず、

明治になってもまだ、

キリスト教は禁止だったのは

僕にとって衝撃でした。

何だか大浦天主堂に興味が湧いて

サイトで調べたら

入場料は、600円から1000円に

値上げとなりますが、

なんとこの4月に博物館が新規開館し、

充実度が相当高まるようです。

夫婦二人で2日間飯を抜いたら

大浦天主堂に入れるそ!(笑)

津和野カトリック教会、

出逢って良かったな〜!

旅の終わり

教会からまたテクテクと

津和野駅を目指します。

途中、僕が以前、

妻以外の女性と二人で泊まった、

「旅館よしのや」を発見!

こう書くとなにやら不倫の臭いが

立ちこめてきますが、

それならばここには書けません。

黙って「あ〜ここに泊まった」

と少し後ろめたく思うだけです(笑)

もちろん、ここに泊まったこと

妻にも教えてあげましたよ(爆)

コンビニが無い町?

帰りの列車内で夕食にするパンを

コンビニで買おうと思っていたら

コンビニはおろか、

食品スーパーも見つけられず、

結局津和野駅構内での

天ぷらうどんが夕飯に(笑)

お姉さん一人でやっている

小さな立ち食いうどん。

素朴な味で、大満足!

 

帰りはこの列車で新山口まで行き、

乗り継いで福岡まで帰りました。

津和野の旅はこれでおしまい。

たった一日の旅なのに、

これほどまでに充実出来るなんて、

つくづく僕たちは、

ラッキーなんだと感じました。

今日の癒し

津和野駅壁面のタイル画に

癒されました。

津和野と言えば鷺ダンスでしょう!

いや鷺舞だったか〜(笑)

 

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