阿弥陀寺(防府市)本堂・宝物館
電話予約
阿弥陀寺の宝物館拝観は、
電話予約制となっていて、
僕も予め日時の連絡をしました。
ネットを使った
システマティックな予約が主流のこの頃、
「電話予約」というのは、
ネットバンキングも使いこなせず、
銀行通帳頼みで(笑)
アナログから脱却できない僕にとり、
大いなる安心感を与えてくれます。
いつか電話がなくなるその日まで(笑)
阿弥陀寺さんには、
電話予約で通して欲しいものですね。
参道〜山門
本堂に向かいます。

ここで境内図を確認。

境内図にある通り、
仁王門から少し行くと、
石畳の参道は二手に分かれます。
右は念佛堂への石段ですが、
今回そちらはパスして、
僕たちは本参道を進みます。

詳しい案内板のお陰で、
迷うことはありません。

観音橋を通過。

山門まで続く石段。

清浄な山水でお手水完了。

江戸時代を彷彿とさせる風景。

石垣の下部には、
まるでお城の鏡石のような
巨大な石が安置されています。
これも一種の「権威の象徴」
だったのでしょうか?

山門手前左側に何やら入口が・・・

「あじさい園」とあります。
阿弥陀寺は別名「あじさい寺」と
呼ばれるほどのアジサイの名所で、
パンフには、
「80種類、400株のアジサイが
浄土の世界に誘い入れてくれる」
このように記されています。

山門。

本堂側から見た山門。
本堂
まずは手水舎へ。

石段でお手水したので、
ここは見るだけでスルー(笑)

本堂斜め右から。

本堂正面。
唐破風とむくり破風のコラボなんて、
珍しくも贅沢な造りですね!

左斜めから。

むくり破風近影。

唐破風の庇の下から本堂へ。

「本堂」
以下、案内です。
「享保十六年(1731)、
領主右田毛利広政によって再建された。
建坪は118坪で、
内陣と外陣に分かれ内陣正面の厨子には、
本尊阿弥陀如来立像を納め、
向かって右側に弥勒菩薩坐像
左側に金剛界の
大日如来坐像を安置している。」

参拝。

ここで寺紋の「蛇の目」ポーズの妻と
ツーショット完了。
宝物館
本堂参拝後は、
冒頭に書いた宝物館の見学です。

本堂横の庭園に癒されつつ
寺務所のある庫裡へ。

この建物もなかなか渋いな〜と
思いつつ中に入ると
さらにめっちゃ渋いものを発見!

日本古来の伝統的呼び出し装置、
ハンボウ(飯梆)ですよ!
「寺務所に用事がある方は
3回おたたき下さい」
このように案内されていますので、
喜び勇んで叩いてみました(笑)

住職さんに案内され本堂前を通り宝物館へ。

石橋を渡ります。

宝物館に到着。
内部は撮影禁止なのですが、
住職さんが一つ一つ、
丁寧に説明してくださったお陰で、
かなり鮮明な記憶として残っています。
ここからは、見学した思い出を
パンフレットを抜粋しながら
記述します。

実はこの国宝の鉄宝塔を見たくて、
宝物館を予約しました。
パンフ右上の「東大寺」の文字は、
「東大寺槌印」を朱肉で押したもので
実際の物は焼印として使用されています。
「槌印は鉄製で、高さ8.2cm、
印面に東大寺の三字を刻し、
縦5.4cm、横3.1cm。
長さ27.2cmの木の柄に
目盛りをつけた槌であります。
(国指定重要文化財)」
簡単に言えば
「東大寺建立の木材として合格した証」
だったのですね。
「国宝、鉄宝塔(水晶五輪塔共)一基」
「阿弥陀寺を創建された重源上人によって
鋳造されたもので、建久八年(1197年)
の銘文があり、総高3.013m、
台座方90.2cm、高さ42.0cm、
塔身高73.3cmの
鉄製多宝塔であります。
塔身部正面の龕の中には、
水晶の舎利塔(高さ13.9cm)が
安置されていて鉄製多宝塔と合わせて
国宝に指定されています。」

「重源上人坐像 一軀」
「当寺の坐像は、像高88.78cm、
檜材一本彫で、日本最古の寿像といわれ、
よく老僧の風格を表わし、
鎌倉彫刻の特色がうかがわれ、
重源上人と関係の深かった
快慶一派の作と見られています。
(国指定重要文化財)」
そのほか、鉄釜が3種類が展示され、
一つは鎌倉時代鋳造のもの、
もう一つは江戸時代鋳造のもの、
それに、
江戸時代の鉄釜の材料となった、
古い鉄釜の残欠が一つあり、
いずれも大きく立派でしたが、
住職さん曰く、
「東大寺にはもっと巨大な鉄釜があります」
とのことで、
東大寺の鉄釜を見たくなりました(笑)

宝物館北側の景色。
枯山水というのか、
もう立派すぎますね!

庭から本堂を望む。
霊石
宝物館で満足し、
参道を戻ります。

霊石の文字に反応し、寄り道を(笑)

「霊石」
「鎌倉時代、
焼失した奈良東大寺再建のため、
周防国に下向し、
徳地の巨材を切り出された
俊乗房重源上人が
よく腰をかけたといわれる石」
「影向石」
「阿弥陀如来のお姿が
お立ちになった場所で、
その霊示によって重源上人は
この地に阿弥陀寺を1187年
(文治三年)に建立されました。」

木々の向こうの左端の石が「影向石」で、
手前の真ん中が「霊石」のようです。

霊石をアップ。
妻の一言、
「尖っててお尻痛そう!」
ま、確かに(笑)

妻が三又なのが面白いと言った
仁王門手前の巨木。
ここまでで阿弥陀寺参拝は完了し、
明治の神仏分離前まで、
阿弥陀寺の鎮護社だった
お隣の春日神社へと向かいます。