現人神社(福岡県香春町)

 

参拝神社の選び方

現在、日本には9万社近くの

神社があるそうです。

明治時代に合祀などで、

神社の統廃合が行なわれた結果の

9万社近くです。

江戸時代までは30万社とも

それ以上とも言われていて、

今でもそれらを

合祀した境内社を入れれば

同じような数があるようです。

もしその全部に参拝するならば、

1000年生きるか、

10回位生まれ変わるかしないと

回りきれないので(笑)

厳選するしかありません。

毎回どこへ行くのかは、ネットで調べ、

先人達の旅の話を読んだり、

写真を見たりして決めています。

今回もそんな先人の記録によって、

香春町の二社は決めました。

今は本当に便利な時代ですね!

現人神社へ

添田町から香春町までは車で30分ほど。

現人神社周辺に

駐車場は見当たらないので、

駐車禁止では無い路上に停めて

参拝することにしました。

境内側面の鳥居。

この前を通って正面に向かいます。

通称「お申様」といわれる現人神社。

主祭神の「都怒我阿羅斯等命」の

阿羅斯等(あらしと)と現人(あらひと)の

語呂合わせ?で合祀したようです。

正面入口にある

一の鳥居と二の鳥居。

鳥居の向こうが霞んで、

少し幻想的に見えますが、

実は境内では何かを燃やして

立ちこめている煙です(ゴホゴホッ)

猿田彦大神。

多くの神社で、境内の一番外側、

目立つところに猿田彦さんは

おられますね。

猿田彦大神は導きの神様なので、

初めて参拝に来る人たちに

「お〜い神社はここだよ〜!」と

導いてくださっているのかも知れません。

明治生まれの狛犬。

こちらが阿形か?

二の鳥居の奉献は、

江戸時代真っ只中の

明和九年(西暦1772年)です。

「江戸三大火」の一つと言われる

「明和の大火」があった年で、

Wikipediaによると

この年は災害が相次いで起こり、

「明和九年は迷惑年」な〜んて

言われたそうです。

昔からダジャレはあったのですね(笑)

現人神社の特徴はこの石段。

登城口のようで素晴らしいものです。

拝殿にて参拝。

拝殿の彫刻、阿形の狛犬。

開いた口の中には、

木の枝のようなものが見えます。

吽形の狛犬。

こちらも同じく何故か、

木の枝を噛み締めています(笑)

何か意味があるのでしょうか?

拝殿内。

本殿。

まずは本殿向かって右側に回ります。

肥前狛犬にも似た、

初期型っぽい狛犬と

この神社の神使であるお猿さんが二匹。

何とも素晴らしい光景ですよ!

ここからは一つ一つ

フューチャーします。

阿形。

石から完全に切り出されていない

足の部分に古さと素朴さが感じられて、

僕の心に染み入って来ます。

お顔のドアップ。

製作した石工さんの

この狛犬への気持ちが

表情に現れているようです。

次に、真ん中のお猿さん。

右手で何かを持っていたのでしょうか?

お腹には「奉納」の文字が見えます。

いつごろのものかは分かりませんが、

こちらも素朴で素晴らしいものです。

お顔のドアップ。

ちょっと人間的な顔立ちに

彫られているのが特徴です。

そして、一番右側のお猿さん。

お猿さんを忠実に再現した秀作です。

おちんちんも、きん○まも、

ちゃ〜んと彫られています(笑)

手に持っているのは玉?桃?

まさか、桃太郎の桃か!

これだけ躍動的な表情を作るなんて

やはり腕が良い石工さんなのでしょう。

この顔を見ていたら、

僕の知り合いの顔を思い出しました(笑)

次は本殿向かって左側です。

こちらも三体ですが、

狛犬以外は「対」ではなさそうです。

吽形なのか阿形なのか…

お顔のドアップ。

左側のお猿さんは、

少しがたいが良く

ゴリラ体型っぽいものです。

こちらも人間っぽいお顔です。

一番右のお猿さん。

このお猿さんだけに

「お〜いお茶」が置かれていました。

お猿さんなのか、どうか、

分からないほど崩れていますが、

お腹が大きいので、

妊娠中のお猿さんなのかも知れません(笑)

そして、本殿の見どころは

上にもあります。

軒下を守る狛犬。

ドアップです。

本殿に彫られる狛犬は、

お顔だけの場合が多いのですが、

こちらは体全体で、迫力満点です。

反対側の狛犬。

何となく吽形っぽいですね。

そして次に

石碑や境内社などを回ります。

「神歴」と書いてありますが、

何かは分かりません。

古〜い石製の燈籠と手水鉢。

貴船社と須佐社。

二人の写真も完了。

ようやく霞にも似た煙も

一段落したころ

神社を後にしました。

 

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