阿蘇神社(熊本県阿蘇市)
熊本地震の3ヶ月前
平成28年(2016年)4月、
熊本地方は大きな地震に襲われました・・
熊本城の被害をはじめ、
各地で大きな被害が出て、
今もなお復興途上にあります。
阿蘇神社もその象徴と言える、
重要文化財の巨大な楼門はじめ
拝殿など、大きな被害に遭われています。
その地震の3ヶ月前、
平成28年の元旦に、
僕たちは偶然にも阿蘇神社へ
初詣に行っていました。
あれから3年近くたち、
ようやく久しぶりの参拝が叶ったのが、
今回の参拝というわけです。
阿蘇神社へ
先に参拝した
阿蘇神社の北宮と言われる
國造神社から車で10分ほどで、
駐車場に到着です。
阿蘇神社名物、横参道。
巨大だった楼門の跡。
あるべき場所にあるべきものが無いという
喪失感と悲しみは、
神社や地元の方々のお気持ちは、
僕らが想像出来るものでは
ありません・・・
そして、地震の年の正月に
参拝した時の楼門がこちら。
嘉永二年(1849年)造影の楼門。
一日も早くこの雄姿を見たいものです。
時間はかかるものの、
復活へ向けて再建は進んでいます。
詳しく書かれている
境内全体の被害案内。
お手水は豊富で美味しい湧き水。
阿蘇神社のお祭りといえば、
ここに書かれている「火振り神事」と
「御田祭」(おんだまつり)が
代表格でしょう。
現在の入口は、本殿左側です。
神徳館。
仮拝殿。
御本殿。
拝殿は建て替え工事中。
仮参拝所。
現在は、ここから参拝します。
左側が工事中の拝殿で、
右側の緑色の柵内が、
現在工事中の楼門跡です。
工事の進捗など、
写真付きで、案内されています。
楼門の修復方法なども
詳しく案内されていて、
かなり専門的な解説まであります。
縁結びで有名な「高砂の松」。
今は近くまでいけませんので、
ここからズームで撮影&遥拝。
本殿バックにツーショット。
こちらは復旧奉賛を募る案内。
実は、阿蘇神社のサイトでは、
工事の進捗を逐一毎月のように
更新されていたり、
「修理工事こぼれ話」と
名付けられたコラムでは、
工事に関係する歴史的な
興味深いお話なども
記事として載せられていたり
更新と発信を継続されていて、
奉賛者の方々の寄付金が
どのような形で復興の
後押しとなっているかを
常に知ることが出来るのです。
とにかく驚くほど微に入り細に入り、
崇敬者との「心」の繋がりを
大切にされている阿蘇神社ですから
きっと震災以前にも増して多くの方々に
より深く愛される神社さんに
なっているのでしょうね。
お守りを授与していただきました。
寄付ではないけれど、
小石一つくらいの足しになったかな(笑)
震災後初の阿蘇神社参拝は、
これで完了です。