龍造寺隆信生誕地(佐賀城一周)

 

曽祖父〜曾孫への継承

龍造寺隆信は幼少の頃から

とても聡明な人だったらしく、

ひいおじいちゃんから、

直接家督を継いでいて、

日本史上においても

かなりのレアケースです。

こんな特別に優秀だからこそ、

凡人の気持ちに寄り添えず、

傲慢になってしまった部分は、

あるのかと思います。

その最たるものが、

島津軍に討ち取られた

沖田畷の戦いでしょう。

後付けで見ると、

隆信さんがいなくなった事で、

家臣だった鍋島家の家運は上昇し、

結局は龍造寺家からの禅譲という形で、

佐賀藩主となり

明治維新を迎えるのですから

歴史とは本当に面白いものです。

そんな超優秀だけど悲運でもあった

隆信さんの生まれた場所は、

佐賀城南堀のすぐ東南にあります。

佐賀城一周の途中ですが、

やはりここは特別な場所、

思い切りスポットを当ててみました(笑)

中の館児童遊園

現在の生誕地は、

「中の館児童遊園」という名前で、

整備されています。

西側の入口から中へ。

一旦反対の東側入口へ。

標柱や案内があるので、

こちらが正面になるのでしょうか、

遊具もあります。

「龍造寺隆信生誕地」

以下、全文です。

「龍造寺隆信、1529(享禄二年)

〜1584(天正十二年)は、

水ヶ江城のあったこの地に生まれ

十八才で宗家の村中城主をついだ。

1570(元亀元年)

大友宗麟軍八万に攻められたが、

五千の軍でこれに対し、

今山(大和町)の敵陣を夜襲、

攻め手の総大将大友親貞を討ち取り、

窮地を脱した。

これより十年、

各地の合戦に連勝し

肥前、筑前、筑後の全て、肥後、豊前大半、

それに壱岐、対馬を支配、

五州二島の太守とうたわれ、

傑出した武略をもって

島津とともに九州に覇をとなえた。

天正十二年有馬晴信の反乱にあい、

みずから島原半島に出陣したが、

有馬軍を援けた島津軍に討れて没した。」

龍造寺隆信公碑

隆信さんが生まれた、

水ヶ江城の痕跡は、

ほぼ残っていませんが、

二つの石像物によって、

ここが城だったことを体感できます。

巨大な石碑(右)と胞衣塚えなづか(左奥)

妻を入れると、

石碑の巨大さが理解できますね!

以下、石碑の案内です。

「佐賀市史跡

龍造寺隆信誕生地」

「昭和43年2月11日指定

構造及び形状並びに高さ:

胞衣塚1.90m四角 高さ1.10m」

「肥前を代表する戦国大名、

龍造寺氏は

現佐賀市城内一帯の

小津東郷龍造寺村の地頭から、

戦国の争乱の中で

次第に東肥前地方に勢力を伸ばしてきた。

明応の頃(1492〜1501)に、

本家の村中龍造寺家と、

分家の水ヶ江龍造寺家とに分かれて、

群雄に対する防備を固めた。

五州二島(肥前・肥後・筑前

・筑後・豊前と壱岐・対馬)

の太守と称された龍造寺隆信は、

享禄2年(1592)2月15日

水ヶ江城東館天神屋敷で生まれた。

誕生碑のかたわらに

胎盤を納めた胞衣塚がある。

天文5年(1536)

7歳のとき宝琳院に入って出家し、

円号と号し、また中納言と称した。

天文15年(1546)3月、

曽祖父龍造寺家兼(剛忠)が

93歳で死去した。

龍造寺家は柱と頼む人物を失ったが、

家兼の遺志により、

中納言は還俗して胤信と称し、

水ヶ江龍造寺家を継ぎ、

翌々年の天文17年に

村中龍造寺家も継いで、

龍造寺宗家の当主となり、

山城守隆信と称した。」

石碑アップ。

裏側。

台座に刻まれた文字には、

運搬人までもが記されています。

これはちょっと珍しいですね。

胞衣塚

次に臍の緒や胎盤を納めた胞衣塚へ。

正面全景。

「隆信公胞衣塚之銘」

昔の文体を現代語に要約すると

以下になります。

「龍造寺隆信公は享禄二年二月十五日、

ここ天神屋敷にて誕生。

隆信公の胞衣もまたこの地に納められた。

明治維新の際に、

(佐賀城の曲輪の一つ)

万部島の鍋島家の屋敷地に移されたが、

この度、再びここに戻すこととなった。

遺物は、胞衣甕と蓋石の二品で、

万部島から発掘されたそのままを奉安した。

昭和四年三月五日 隆信公顕彰会」

生誕地は右下で、万部島は、

上側の曲輪になります。

明治維新で移動したのは、

佐賀城の廃城に伴う土地開発などで、

埋没の危機があったから

鍋島さんが救ったのかも知れません。

標柱。

お墓じゃないので、

お参り・・ではなく

ご挨拶というのかな?(笑)

(続く)

 

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