太宰府天満宮・天開稲荷社

心構え
太宰府天満宮の北の端、
小高い山に鎮座するのが、
鎌倉時代末期に
京都伏見稲荷大社を勧請した、
天開稲荷社です。
境内略図で見ると一番上の
赤い鳥居がたくさんある場所で、
御本殿からは少し遠く、
「参拝するぞ!」という
心構えがなければ、
なかなか行かないお社でしょう。
実際、僕たちも、
65年以上生きてきて
初めての参拝ですから(笑)
天開稲荷社への道
御本殿の裏側には梅園が広がり、
その木々の中を北へと歩きます。
梅の季節は参拝客で満杯でしょうが、
この季節はのんびりできて、
花はなくとも心は満たされます。
梅の葉に覆われた案内。
さらに奥へ。
後ほど右側の店で昼食を取ったのですが、
この時すでにその光景を
予想していたかも知れません(笑)
ここからは登ります。
看板が見えている「お石茶屋」、
次回のブログ「お石トンネル」では、
主役級の扱いになる予定です(笑)
なんか光が見えてキター!
一の鳥居。
幟が整然と並び、
歓迎感いっぱいですね!
森への入り口前。
アジサイと二の鳥居。
アジサイに浮かれまくる妻(笑)
この結界感が素晴らしい!
二の鳥居から先は
まさに神様が住む場所、
何となく気が引き締まります。
石段は続く・・
左右に道が分かれていますが、
左が表参道のようなので、
行ってみることに。
ここで幟を見て妻が雄叫びを!
「あれ、テレビで見た!」
「まじもん」(福岡のテレビ番組)で、
ここが紹介されたそうです。
出演者の河合郁人、高田課長の名前に
テンション上がる妻(笑)
そして、
反対側の幟にも妻は即反応!
東京ホテイソンの「たける」も
幟を奉納しているのですよ!
この時もはや妻の頭にお稲荷さんは
無かったかも?(笑)
少し行くとここでも分岐が・・
右は男坂、左は女坂的な
感じでしょうか。
妻を無視して(笑)
男坂をチョイス。
このゴツゴツした石、
素朴でたまらんな〜!
拝殿
芸能人の名前で盛り上がり、
距離も気にならず(強がり?笑)
一気に頂上に到着。
美しい拝殿のお出迎え。
ついに来た・・天開稲荷!
透き通る手水で清め参拝へ。
由緒。
天開とは天に開かれたという
縁起の良い意味にも通じるそうで、
僕たちもあやかれるよう、
お願いするしかありません。
参拝。
これで天に運は開けたはず・・?(笑)
奥の院
次に本殿裏の奥の院へ。
奥の院へは拝殿左側を登ります。
参拾歩・・奥の院までたった30歩か!
なんか気が楽になりました(笑)
石段。
本殿横に到着。
まずは本殿に参拝。
そして、本殿の後ろが奥の院です。
なんか古墳の石室みたいですね。
祠の中へ・・
神前は二人で満員っぽい感じかな?
ひざまずいて参拝。
最後はこれにて参拝完了。
今日の注目
今日の注目は玉垣の寄進者です。
奥の院参拝後、
境内を囲む玉垣を何気に見ていたら
びっくりする地名が・・
「奉納 小千谷市
○○○○(人名)」
このように記されています。
何と新潟県の小千谷市の方が
玉垣を奉納されているのですよ!
戊辰戦争で、
長岡藩牧野家家老の河井継之助が
何とか戦争を避けたいと
新政府軍と談判したのが小千谷・・
歴史的な場所と継之助さんが、
僕たちの目をこの玉垣に
引き寄せてくれたのかな?
(続く)