EXPO’70パビリオン・模型展示

根拠のない希望(笑)
万博の遺産で世界一有名なもの。
それは、
1889年のフランス万博の
シンボルとして建てられた
パリの「エッフェル塔」でしょう。
ただし、
僕はそれ以外には、
万博の遺産を知りません
やっぱり一番じゃないと
記憶にも残らないのかな?(笑)
一方、
1970年の大阪万博の遺産といえば
太陽の塔でしょう。
ただしそれを囲んでいた「大屋根」も
その他の施設もほぼ撤去されていて、
当時の姿を知る術はありません。
そんな中、
万博記念公園とその中にある
「EXPO’70パビリオン」は、
その遺産を今に伝える、
貴重な存在となっています。
高度成長期と言われた時代の
活気に満ち溢れた万博の姿、
日本の姿を見ると、
未来への根拠のない希望(笑)が、
湧いてくるものです。
エントランス
ガンガンに冷房の効いた店内で、
岡山の白桃ソフトクリームを
体の隅々まで摂取し、
パワーを回復、
アドレナリン全開の僕たちは、
勇んで館内へ。
今度は開いてる(笑)
入口。
お〜なんかテンションあがるわ〜!
太陽の塔のお顔2パターン。
皆既日食とモザイク加工、
いったいこの意味は何?
まるで禅問答みたいで、
・・・謎です(笑)
シンボルゾーン模型
2階へ。
このホールには、
シンボルゾーンの模型があります。
プロヂューサーは、あの丹下健三。
ますは説明を確認し、
書き出してみます。
「シンボルゾーン」
「万国博会場の中央口から南北に伸びる
「シンボルゾーン」。
幅約150m、長さ約1000mの中に、
お祭り広場やテーマ館をはじめ、
万国博ホール、万国博美術館、
水上ステージ、国際バザール、
エキスポタワーなどが集められた。
会場全体の”幹”と呼ぶべき存在。」
「シンボルゾーン模型」
「1967年に制作された
シンボルゾーン模型。
同年、テーマ館の
プロヂューサーに就任した岡本太郎は、
既に進められていた丹下健三による
構造的な水平線構想の大屋根に対し、
「ベラボーなものを対立させる」
ものとして、
太陽の塔のイメージを膨らませたという、」
まさかここで、
「ベラボー」なんて言葉に
遭遇するとは!
今年の大河ドラマ「べらぼう」と
何かご縁があるような・・(笑)
シンボルゾーン北側から。
ここで妻が雄叫びを!
「あっ!ウクライナだ!」
青と黄色のバス、
確かにウクライナ国旗だ〜!
まさかこれが作られた58年前、
今のウクライナ戦争を暗示していたのか
はたまた、近年取り替えたのか?
いずれにしろ
妻の視点があったからこその気づき、
現地指南役たる妻の面目躍如です(笑)
エキスポタワーをアップで撮影。
宇宙船みたいな部分が、
玄関前のオブジェと
なっていたものですね。
55年後のエキスポタワー(笑)
丹下健三の大屋根と
岡本太郎の太陽の塔。
間違いなく「ベラボー」なものが
対立していますよ!
上から。
向かって左から。
今見ても実に斬新、
丹下さん&岡本さんの
こだわりあってこその完成形、
模型でも十分感じることが出来ます。
最後に南側から。
模型で万博モードへと
スイッチが切り替わったところで
いよいよ展示室へと向かいます。
(続く)