飛行神社(京都府八幡市)境内散策

 

八幡浜やわたはま市から八幡やわた市へ

飛行神社の創建者である、

飛行機発明家・二宮忠八を知ったのは、

今から6年前、2019年の事。

別府からフェリーに乗り、

八幡浜港に着いた直後でした。

「二宮忠八翁生誕の地」

これを見て、忠八さんゆかりの、

近くの八幡神社に参拝し、

いつかは飛行神社に参拝しようと

思い焦がれていたのです・・

忠八さんの生誕地、愛媛県「八幡浜市」と

飛行神社を創建した京都府「八幡市」を

Googleマップに書き込んでみました。

忠八さんが何故、京都の八幡市に

航空神社を造ったのかは、

全くわかりませんが、

生まれ故郷と同じ「八幡」という名前と

同じ「八幡様」が鎮座していた

からかも知れません。

八幡浜市から八幡市へ、

一文字違いの二つの都市を

6年近い歳月を経ての移動です(笑)

現代の鬼門封じ

石清水八幡宮の駐車場は

終日停めて500円。

なので、

車は置いたまま、

近くの飛行神社へと向かいます。

放生川添いに歩いていると

川向こうのビルに「飛行神社」と

書かれているではありませんか!

これ見て僕たちのテンションは

もう爆上がり(笑)

放生川に架かる全昌寺橋を渡り、

少し行き神社近くで出会ったのが、

こちらの建物です。

お〜めっちゃ隅を削ってるやん!

これって、

石清水八幡宮でも沢山見て来た、

鬼門封じに違いないはずと思い、

コンパスで確認すると・・

完璧な鬼門ですね!(笑)

さすがは石清水八幡宮のお膝元、

現代の建物さえ鬼門封じしているとは、

感動しかありません。

案内

程なくして飛行神社の社頭に到着。

まずは案内を確認。

「飛行神社」

抜粋すると下記になります。

「飛行神社は、日本で初めて

動力飛行機を発明した

二宮忠八(1866〜1936)によって

1915年に創建されました。

飛ぶことに興味を持った忠八は、

二十代の頃、

カラスが滑空する姿に着想を得て

固定翼の「カラス型飛行器」を製作し。

1891年に飛行を成功させました。

また、人が乗れる複葉機モデルの

「玉虫型飛行器」を設計しました。

その後、

八幡の地で試作機の製作を始めましたが、

完成前の1903年にライト兄弟が

有人飛行を成功させたことを聞き、

製作を断念しました。

本殿中央には、

空の神様である饒速日命を祀り、

向かって左側は

日本薬学界の偉人らを祀る薬光神社、

向かって右側は航空機事故で亡くなられた

航空殉難者と

航空業界の先覚者を祀る祖霊社で、

世界は同じ空の下で

つながっているという忠八の信念で、

国籍に関係なく

全ての犠牲者を祀っています。」

発明家から神社創建まで、

とにかく忠八さんの行動力は、

驚くべきものがあります。

カラス型飛行器を拡大。

手水鉢

境内入ると手水鉢の前には、

こんな案内があります。

「奉納飛行機」

飛行機の裏面に願いを書いて、

それを約一ヶ月手水鉢に

浮かべておくというものです。

こりゃ〜飛行機で満杯だ〜!

プロペラみたいな神紋と

忠八さんの飛行機が彫られた姿に

思わず見惚れてしまい、

手水したかどうか忘れています(笑)

横のデザインもめっちゃ素敵ですね。

忠八さんの生誕150周年と

飛行神社創建100年を記念して

奉納されているようです。

手水鉢の上の生花。

僕たちが注目したのが、

こちらです。

「フォックスフェイス」。

狐のお顔のように見えるから

この名前が付けられたという事を

備中松山城の帰りに参拝した

備中高梁 稲荷神社」で

知ったのですが、

そこで見たのがこちらです。

これだとキツネ以外に見えませんね(笑)

「航空安全祈願」

「航空神社縁起略記」

ここで注目した所を抜粋します。

「(二宮忠八は)晩年自ら神職に就き

昭和二年(1927)改修して

朝夕航空安全祈願の奉仕をしたが、

昭和十一年(1936)に没した。」

神職にまでなって、

航空安全祈願をされた忠八さん、

間違いなく神様でしょう・・

Fー104エンジン

手水舎の前にあるのが、

ジェット戦闘機、

Fー104のエンジン部分です。

僕が妻に、この飛行機や、

飛行神社のの説明をしていると

参拝者の老夫婦から、

「詳しいですね〜!」

なんて声をかけられたのも

いい思い出です(笑)

説明。

オリジナルのエンジンはアメリカの

GE製と記されています。

GE(ゼネラル・エレクトリック)の

創業者はエジソンです。

エジソンが、石清水八幡宮の「竹」を

白熱電球のフィラメントに使った歴史と

最先端航空機エンジンを作ったGEが

ここで交差したというもの、

何かの巡り合わせかも知れません・・

参拝前の境内散策

一の鳥居へ。

正面が本殿ですが、

まずは手前の散策から。

社号標。

二宮忠八さんの顕彰碑(多分)

プロペラ。

プロペラを見ると

何故か敬礼してしまう妻。

零戦の機種部分。

大阪湾で見つかり、

岸和田漁港に引き揚げられたと

記されています。

むしろこちらで敬礼した方が、

異例になったかも(汗)

別社「常磐稲荷社」に参拝。

そして、この後ようやく本殿へ・・。

(続く)

 

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