福岡城ピクニック・潮見櫓復元の進捗
官兵衛の境地
戦国武将の墓に参ったり、
戦記物などを読んでみると
辞世の句というものに
頻繁に(笑)出くわします。
最近知ったのは、
黒田官兵衛の句で、
官兵衛の生涯そのものを表す
実に素晴らしい辞世の句です。
「おもひおく 言の葉なくて つひにゆく
みちはまよわじ なるにまかせて」
これって、
この世での事を全てやり切った人にしか
作れないでしょう。
主君だった秀吉の
哀れを誘う辞世の句とは真逆です。
「我が人生に一片の悔い無し」
こんな官兵衛の境地に至るのは
至難の業としても
悔いのない、やり切った人生とは、
常に自分軸を崩さず、
全てを己で決め徹底的に行動する事。
結果はどうあれ悔いはないはずですし、
そこには、「運」もついて来ますからね。
一方、僕と言えば、
今回の福岡城ピクニックへの参加も、
予習も復習も、
全て己で決めていますし、
青空という「幸運」も
おまけで付いてきたし(笑)
少しだけ官兵衛の境地に
近付いたか・・
いや、それは到底無理か〜(汗)
合流
福岡城天守台などを散策後、
大濠郵便局前にて、
主催のK氏、P氏たちと合流。
K氏を先頭に、後に続く我ら・・
実はこの日、
僕の午後からの勤務を
K氏が気遣ってくださり
集合時間を早めに
設定してくれたのです。
他の参加者の方にも
ご協力をいただき、
ホントに感謝しています!
工事中の潮見櫓の覆いが見えて来ました。
絵図付きの案内で、
テンションは上がりまくり(笑)
案内によると
「潮見櫓は、福岡城の
北西の隅に位置していた櫓で、
その名の通り
当時は海を眺められる場所に建てられ、
海上の監視を行っていたと言われます。」
このように書かれています。
復元図でさらに気分は高揚(笑)
この後は、場所を大濠公園に移し、
K氏による福岡城の解説となるのですが、
その前に当日潮見櫓工事現場と
復習として再訪した時の画像を
比較し進捗状況を
楽しんでみるとします。
ビフォーアフター
11月9日と12月18日、
それぞれの潮見櫓復元状況を
同じような角度の写真を使い、
比較していきます。
北側のお堀から。
まるで神社本殿の覆屋のようで、
一生に一度しか見られない
貴重な姿ですね!
そして一月ほどの時が流れ、
現れたのがこちらです。
覆屋も取っ払われ、
その勇姿には、
ついうっとりさせられます。
石垣も野面ってて(笑)
素晴らしい出来栄えですね。
こりゃ〜たまらんわい!
北西側から。
これも絵になりますな〜!
北西側近影。
ここからだと
石落としがよく見えます。
さらにアップ。
当たり前でしょうが、
石垣と上物の間の鉄骨なども
全く見えていなくて、
完璧な仕上げとなっています。
日本の伝統技術というものの
凄みを感じますね!
南西側アップ。
アフターがこちら。
南東側アップ。
こちからだと
L字型になった、
潮見櫓ならではの特徴が楽しめます。
ただこの時(12月18日)は、
「まんまの工事現場」で、
遮蔽物が盛りだくさん(汗)
ビフォーと同じ角度で撮影するには、
距離をとって三の丸広場から
超望遠で撮るしかありませんが、
iPhoneも頑張ってくれました(笑)
この後、
K氏&ご一行様の福岡城ピクニックは、
いよいよ佳境に入って行きます!
(続く)