福岡縣護國神社(令和7年8月)

 

阿里山ありさん

久しぶりに福岡縣護國神社へ。

妻にとっては御英霊へのお参りする場所、

僕にとっては、

大鳥居で台湾を感じる場所です(笑)

福岡縣護國神社の大鳥居は、

昭和十八年の創建当時、

日本の領土だった

台湾の阿里山から切り出された

ヒノキの原木で建てられ、

昨年(令和6年)、

大規模な修繕工事されています。

その修繕後、初めての参拝で、

今回とても楽しみにしていました。

僕たちは若かりし頃(笑)

大鳥居の故郷、

台湾の阿里山を旅行しているので、

護國神社の大鳥居には、

特別な愛着があるのです。

ただ、

妻が阿里山を覚えているのか

ちょっと心配ですが・・(笑)

大鳥居周辺

この日の午後からは、

神社の向いにある福岡市美術館で、

10数年前にFBで知り合い、

リアル友人になったK氏の教室、

「仙厓義梵、その僧侶、

聖福寺住職としての足跡」と参加と、

美術館の「仙厓展」を観覧予定で、

その前に護國神社の参拝を目論み(笑)

早めに家を出たという訳です。

屋根部分が緑色になってる〜!

これが僕の第一印象です。

Mrs. GREEN APPLE大好きな妻の為、

御英霊達が気を利かせて

お迎え下さったのでしょうか?

石狛犬(阿形)。

吽形。

平和の反対が戦争ではなく、

平和を希求する先に、

悲しいかな、

戦争という選択もあるのです・・・

今の日本国に「主権」があるのは、

やはり、太古の昔から

歴史を紡いでくださった、

先人達がいてこそのもの。

こうして啓蒙する事は、

大切だと感じます・・・

そして、ここからは

本格的な鳥居とのご対面です(笑)

原木というのは本当に素晴らしい!

神社の竣工に間に合わせるため、

加工する時間がなかったから

原木のまま建てたという

説もあるようですが、

そうだとすれば尚更に、

この鳥居は「持ってます」ね!

80数年前には、

阿里山の山奥にひっそりと

聳えていたのでしょう・・・

ちなみにGoogleマップで見ると、

こんな場所です。

阿里山は台湾の真ん中あたり。

ここは相当な高地で、

僕たちが早朝ご来光を拝みに行った時には、

夏だったのに真冬並みの寒さだった事を

今も体が鮮明に覚えています。

節くれがまた渋いな〜!

妻もビックリ(笑)

このコブもたまらん!

御社殿

阿里山のヒノキで興奮した後は、

手水舎でクールダウン(笑)

屋根の色は大鳥居と

コーディネートされています。

二の鳥居へ。

一礼して中へ。

全国に鎮座する護國神社の多くが、

御社殿前に大きな広場がある意味を

奈良縣護國神社で知ったのが7年前。

それは出征兵士達が、

社殿前の広場にぎっしり並び、

先に散った方々の御霊を慰め、

武運長久と国家鎮護を

祈願する為だったのです。

こちらがその証拠写真です(笑)

きっと全国の護國神社で、

同じことが行われていたのでしょう。

この光景を想像するだけで、

胸が締め付けられます・・・

いつ見ても立派な御社殿。

ここまで進むと、

今まで無風だった境内に、

急に突風が吹いてきたのです・・

参拝中も風は止みません。

日頃から護國神社を特別な想いを寄せ、

心から感謝と哀悼の意を捧げている

妻の深い気持ちを知って、

御英霊の皆様が歓迎して下さったに

違いないでしょう・・・

御社殿や大鳥居などが、

国の登録有形文化財に指定されるそうで、

これも御英霊の皆様、宮司様はじめ

神社関係者やご遺族の方々の

普段からの「お気持ち」が、

そうさせたのかもですね。

ここで風は止みました(笑)

ここから二の鳥居へ。

その前に・・・

これはやるしかありません(笑)

参道を戻る僕たちの周りを

無数の赤とんぼが見送ってくれます。

この写真では、

ほぼ見えていませんが(汗)

掘出稲荷神社

鳥居をくぐり、

左の稲荷神社へ参拝することに。

鳥居側の平和の像。

マジマジ見たことがなかったので、

女の子が鳩を抱いていたのに

初めて気付きました(笑)

掘出稲荷神社社頭。

御由緒を書き出すと

以下になります。

「大正年間福岡歩兵聯隊兵士の

夢枕に立たれ「吾は祐徳稲荷の弟なり

永き年月埋められたままである

今こそ吾を掘り出し 吾を祀れ」と

御神託が下り

その処から稲荷神の御神体が

掘り出されました。

その史実に基づいて

掘出稲荷と命名されました。

此の地に御遷座になったのは

昭和二十七年九月三日であります。」

御神体の強い霊験が、

兵士の夢枕に出たという事でしょう。

だとすれば、

このお稲荷様は、

相当に御神威があるはず、

お参りしておくに

越したことはありません(笑)

玉砂利が美しい参道。

拝殿。

本殿前で参拝。

帰路

帰路も大鳥居から境外へ。

何度見てもいいですな〜大鳥居。

最後に神社と道路を挟んだ向かい側に建つ

広田弘毅像へ。

東京裁判で東條英機らと共に、

A級戦犯として処刑された方で、

10数年前、

護國神社の「みたままつり」に

ご遺族の方が提灯を奉納されていたのを

昨日のように思い出します・・・

勝てば官軍、負ければ賊軍、

喧嘩両成敗とはいかないのです。

勝てない戦争は、

決してしてはならない!

だから戦争しなくていい国を作る。

御英霊の皆様が命を持って

教えてくれてたこと

改めて感じています・・・

 

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