郡上八幡城(岐阜県郡上市)(1)

 

タイミング良し

郡上八幡城を訪問したのが、

令和5年4月30日。

半年間の耐震工事を終え、

リニューアルオープンした翌日でした。

会津若松城もそうでしたが、

事前調査不足な割には、

いつもタイミングが良いのです。

これに味を占めた僕は、

次回以降も

きっと調査不足でしょう(笑)

山内一豊と妻の像

郡上八幡城は、

天守近くまで車で行けますが、

リニューアル直後ということで、

二の郭近くの駐車場に停めて、

そこから天守までは、

徒歩となっていました。

そんな駐車場の一角にあるのが、

山内一豊と妻の像です。

夫のために妻が高級な馬を

買い与え、それが出世に

繋がったという逸話が

元になっていますね。

そして、

妻が地元郡上八幡出身なので、

この像が建ったというわけです。

「山内一豊の妻見性院御由緒」

要約すると以下になります。

「当郡上八幡町の慈恩寺を始め各地から

収集されている

「東氏、遠藤氏系図」等には

何れも初代八幡城主

遠藤盛数の女(むすめ)で、

遠藤慶隆、慶胤の妹を以て

山内対馬守一豊室と記されている。

その内特に注目すべきものは

土佐藩伝来の古文書である。

「御侍中先祖書系譜牒」の中から

発見されている。

それは遠藤盛数の子

慶胤の未子三十郎の子孫が

代々土佐藩庁へ提出し慎重に

審査され受理されている系図である。

そこにも

「遠藤盛数の女、慶隆、慶胤妹は

山内山内対馬守一豊室と家系に有之」

と書かれていて、

これが前記「東氏、遠藤氏系図」と

一致したので、

一豊の妻は郡上出身である事が

確実となり、像を建立し

顕彰するものとなった。」

裏付けはバッチリですね!

山内一豊夫妻と聞くと、

思い出すのが、

以前訪問した高知城の天守で、

ボランティアの方から教えて貰った

二人の一人娘が、

地震で亡くなっているお話です・・・。

そしてその後、

この二人は「捨て子」を育て、

立派な住職にしているんですね。

華やかな出世話とはまた別の、

山内一豊夫妻の魅力的な人柄が

偲ばれます・・・。

郡上八幡城の天守が

二人の像をこっそり(笑)

見守っています。

円空の癒しの水

次に気になる仏像へ。

何だろうと近づくと、

案内があります。

「円空の癒しの水」

案内を書き出すと、

以下になります。

「喉を潤し、心を癒し

無事お帰りください」

「微笑みの円空仏

人の幸せを願い、

そこに住める人のために

十二万体もの像を彫り、

お宮、お寺、祠に祀られています。

また円空仏は人々にも与えられ、

そのお姿は心を癒し続けています。

郡上市は円空の故郷とも言われており

現在、百九十三体もの

円空仏が確認されております。

一度、各地の円空仏を

訪れてみてください。」

う〜ん、

なんかこの文言、癒されますね!

歓迎感満載というのか、

郡上八幡城に

来てよかったと

この時点で判断してしまう僕です(笑)

登城路

先に駐車場近くの岸劔神社を参拝後

いよいよ天守へ。

スタート地点に配置された、

城山公園案内図。

入場券。

歴代城主の家紋と新緑&紅葉。

このデザイン、素晴らしい!

右が神社、

左が天守への道。

この日、車は通行止めなので、

ヨタヨタ歩く(笑)妻でも大安心!

くねくねした車道を

ショートカットするように

人道が作られています。

何やら案内が・・・。

「少し足元が悪いですが近道です

※ナント3分程早いです!」

これには二人して大笑い。

ちょっとしたユーモアに

癒されます。

案内図で見ると、

車道のくねくねが、

よく分かります(笑)

とにかく3分短縮しなきゃ!(笑)

う〜んまた階段だ〜(汗)

ここも車道から外れて近道へ。

妻も険しい顔になってきた?(笑)

石垣が出てきたということは、

もうすぐ到着かな?

やった〜本丸近くだ〜!

お〜天守もちょっと見えてますよ!

これで、元気百倍(笑)

石垣もいい感じで残っています。

凌霜りょうそうの森

会津藩士白虎隊

郡上藩士凌霜隊 顕彰碑」の案内。

僕たちの大きな目的の一つが

ここへのお参りです。

江戸から明治へ、

時代の波に翻弄され、

苦難の道を歩まれた白虎隊、

そして凌霜隊の皆様、

待っててください・・・

郡上八幡城案内図。

シンプルで、

実にわかりやすい俯瞰図ですね!

しかも右下に「城攻め」と記され、

気分を高揚させてくれます!

「切り絵御城印」の案内。

僕は御城印は集めていませんが、

この切り絵は素晴らしいと思います。

なんか、

ここでも郡上八幡城愛を感じますね。

野面積みの石垣。

真横から。

まだ算木積みではなく、

素朴な角石。

そして、少し行くと、

広場があり、そこからの景色が

こちらです。

お〜天守だ〜(笑)

90年前に造られた

日本最古の木造天守。

いい味出してますな〜!

(続く)

 

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