速川神社(宮崎県西都市)前編
海も山も欲張った一日
宮崎の旅初日、
宮崎空港から直行したのは、
日南海岸の青島に鎮座する
青島神社でした。
鬼の洗濯岩に打ち寄せる波や、
青空の下にきらめく「海」を存分に堪能。
そして、この日の最後は「山」。
宮崎と熊本の県境方面に位置する、
山あいの神社2社の参拝です。
社頭近くの案内板は
「山」マークだらけですね。(笑)
社頭
宮崎市内の瓜生野八幡神社参拝後、
一ツ瀬川沿いに走ること約40分、
速川神社の駐車場に到着です。
「ひむか神話街道」と名付けられた
国道219号線沿いの駐車場の先には、
何やら女神様っぽい像が見えています。
「瀬織津比咩(せおりつひめ)の像」
「大祓詞」より
「速川の瀬に坐す瀬織津比咩といふ神」
このように説明されています。
速川神社の案内。
書き出すと、
「天照御大神の神勅を受け、
高千穂に降臨され新しい土地を求め
南下された天孫ニニギ尊は、
お供の瀬織津姫命を
速川の瀬の急流で亡くし、
そのことを深く悲しまれ
この地に小祠を建立して、
御霊を慰めたことに始まるという
伝説が残されています。
神社の周辺には昔から、
男滝、女滝、蛇滝と称する
七滝ありと語り継がれ、
その内の蛇滝が今の龍神の滝にあたります。
現在、参拝者が生卵一包を
供えて祈願する習慣は、
この七滝に捧げる龍神信仰から
発生したものであります。」
このようになります。
一の鳥居は国道沿いなので、
撮影はかなり危険(汗)
参道
鳥居をくぐり、参道へ。
杖置き場と参拝の心得。
神社まで870mの表示。
駐車場から御社殿まで
約20~25分ほど歩くということは、
ネット情報では知っていましたが、
こうやって「あと○m」とあるのは、
大きな励みになりますね。
事前に確認はしていましたが、
社務所が閉まるのは午後3時。
そして、
この時、午後2時15分。
神社さんの「諸事情」が無ければ、
御朱印をいただける時間には、
間に合うはずです。
まずは下り。
二の鳥居へ。
寛政八年(1796)の寄進です。
そして、鳥居の先には
沢山の杖が見えていますね!
しかし、僕たちは杖は苦手なので、
いつものように手ぶらで登山します(笑)
沈下橋
水量が多い時は川に沈んで
人や車が通れなくなる橋を
「沈下橋」といいます。
高知県の四万十川に架かる
沈下橋が有名ですが、
ここ速川神社では、
参道の一部が沈下橋となっていて、
ここを渡らなければ絶対に(笑)
参拝出来ないという
かなりレアな沈下橋です。
しかも橋からの景色は抜群だし
空気は澄んでいるし、
この橋を体験するだけでも
ここに来た甲斐はあるというものでしょう。
見えてきました!
お~!!
素晴らしい眺めですよ!
欄干が無いのが沈下橋の特徴、
水かさが増えても
橋に影響は無い構造です。
川を渡り向こう岸へ。
二の鳥居が建立された寛政時代には、
木橋でもあったのでしょうか・・
それとも船を使ったのかな?
ふっと考えてしまいます・・・
橋から見た上流の景色。
こちらは下流側。
思わず両手を広げ
太陽を浴びながら深呼吸する妻。
橋を渡りきった後、振り返りると
また新たな感動が・・・
見飽きない、沈下橋のある風景です。
ここからはひたすら登山。
三の鳥居。
「これより先は、
切り立った山肌に沿って
細い参道が続いております。
気をつけてお進みください
速川神社」
こんな親切かつ、
ちょっと怖い?案内に
思わず苦笑する二人(笑)
参道=登山道(笑)
かなり登ったかな?
お~!あと300mだ!
テンション上がってきますね。
ヤバそうな崖道もあります・・・
昔の手水でしょうか?
山水に癒やされます。
見えてきました!
良かった~
社務所が閉まる前に
御社殿到着です!
(後編に続く)