生駒神社(滋賀県長浜市)

 

お隣さん

浅井長政の墓がある徳勝寺の隣、

境界線もなく同じ敷地内を

行き来するかのような場所に

小さな神社を見つけました。

もちろん、参拝予定などはなく、

興味をそそられなければ、

恐らくパスしていたでしょう。

ところが、ぱっと見ると、

拝殿も本殿も檜皮葺で、

見るからに歴史を感じるものなのです。

徳勝寺と浅井長政公のお陰で、

思わぬ出会いをいただきました。

生駒神社へ

徳勝寺の本堂横から、

生駒神社の本殿へは30歩ほど。

しかし、社頭から参拝するので、

そこまでは150歩くらいだったでしょう(笑)

社頭の一の鳥居(多分)。

「生駒神社の由来」

御祭神は、

藤原氏の祖先である天兒屋根命、

大国主命に脅しをかけ、

国譲りを成功させた

経津主神と武甕槌神の三柱。

徳勝寺や浅井家との関係は

何も書かれていませんね。

手水舎。

御社殿へ。

背後には徳勝寺の本堂も見えています。

玉垣の囲まれた唐破風、檜皮葺の拝殿。

参拝。

斜めから見た拝殿、本殿の屋根。

何とか全容を見たいと思ったら

このすぐ右側に公園に、

すべり台があるではないですか!

すべり台の頂上から撮影。

拝殿が唐破風、

本殿は、唐破風の上に千鳥破風と

まれにみる豪華版ですよ!

偶然にもこんな御社殿が見られるなんて、

本当にラッキーです。

20年に1回ほど取替が必要と言われる

デリケートな檜皮葺屋根を維持するのは

経済的にも大変でしょうが、

末長くこの素晴らしい姿を

とどめられるよう心から祈っています!

弁財天

素晴らしい御社殿に感動した後は、

唯一の境内社、弁財天へ。

参道。

弁財天様の多くは

池の中に鎮座されているのが定番で、

ここでもその例に漏れませんね。

参拝。

龍の彫刻が素晴らしくて、

思わず撮影してしまいました。

今日の発見

通常、お賽銭箱がある場所に、

こんなものが置かれていました。

石の賽銭箱かと思いきや、

全面には「獻酒」と書かれています。

上部は凹ませてあり、

お酒を注げるようになっています。

実際の賽銭箱は

拝殿手前にありましたので、

やはりこれは「お酒」に特化したものでしょう。

なかなか珍しいものとの遭遇で、

檜皮葺とともに、こちらにもちょっと感動です。

 

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