伊美別宮社(大分県国東市)

 

日本最長距離の海上渡御

4年に一度行われる

伊美別宮の

「別宮社神舞行事」は、

国東半島から周防灘で49キロ隔てた

山口県の祝島(いわいしま)まで、

宮司などを載せた御座船が渡海し、

そこで神楽舞などの神事が行われるという

あまり類を見ない壮大なスケールのお祭りです。

そのいきさつを祝島のサイトから要約すると

次の通りです。

「今から千百十余年の昔、

豊後(大分県)伊美郷の人々が

山城国(京都府)石清水八幡宮より

分霊を奉持して海路下向中、

嵐に会い祝島三浦湾に漂着した。

当時この地には三軒の民家があり

彼らは一行を心からもてなした。

その時に教わった荒神を祭り、

農耕(麦作)を始めたことにより、

以後島民の生活は大きく向上。

それからそのお礼にと、

島民は毎年八月に伊美別宮社に

「種戻し」に欠かさず参拝をした。

そして4年毎に伊美別宮社から

二十余名の神職、里楽師を迎え、

本島を斎場として神恩感謝の

合同祭事を行うようになった。

これが神舞神事の起源である。」

神事が途切れた年もあったようですが、

祭りは、夏期オリンピックと同じ

「閏年」毎に行われるそうで、

それだと次回は来年、令和2年ですね。

くにみ海浜公園

櫛木社でのネギの匂いの余韻を

感じつつ到着したのが、

道の駅くにみです。

海岸は海浜公園になっていて、

夏は海水浴場です。

ここから日本神話に登場する

イザナギ、イザナミが産んだ

「女島」に比定される「姫島」が見えています。

そして休息後、気になったのがこちらです。

願いを叶えてくれる

「願いタコ」。

ちゃんと賽銭入れまでありましたが、

僕たちは見るだけ(笑)

伊美別宮

タコに願いをかけ忘れても

賽銭をあげなくても、

目的地の伊美別宮には、到着しました(笑)

一の鳥居

二の鳥居。

ここで、神舞神事よりも

以前から知っていた第一の目的、

江戸時代末期に造られた

「石橋」を堪能します。

通行止めなので、撮影だけですが、

素晴らしい出来栄えの石橋ですね!

石垣の参道ですよ!

美しい形の太鼓橋にもうっとり(笑)

反対側からの全景。

こんな石垣を積んで参道を造った

神社ですから相当な財力もあり

また氏子さんの崇敬も高かったのでしょう。

本殿へ

石橋を堪能した後は、

本殿へと進みます。

御由緒。

神事の案内。

こちらが冒頭に紹介した

日本最長距離の渡海が行われる

別宮社神舞行事の案内です。

参道脇の灯籠。

狛犬の頭に灯籠が乗っかっているのは、

福岡県鞍手町の神社と似ていますね!

吽形。

まるで曲芸師ですよ。

回廊と一体になった

重厚な二階建ての神門が見えて来ました。

参道の古い灯籠群。

楼門左側の回廊。

楼門右側の回廊。

こちらの回廊の一部は、

神楽殿になっています。

手水舎。

楼門。

楼門の両脇には、神馬がいます。

黒馬が阿形。

赤馬が吽形。

随神様、阿形。

吽形。

内側から見た楼門と回廊。

拝殿にて参拝。

別宮八幡宮の神額。

八幡宮の総本宮である

宇佐八幡宮のお膝元なのに

京都の石清水八幡宮の御分霊とは、

何故、遠回りしたのでしょうか・・・

また、国東半島にはここ以外にも

石清水八幡宮を勧請した神社があり

何か理由があるのかも?

右から、拝殿幣殿、

奥が本殿。

拝殿真横。

幣殿。

本殿。

本殿アップ。

ここでツーショット。

境内社

ここからは境内社の参拝です。

本殿左側の高良社。

稲荷社鳥居。

こちらも古い!

安永八年(1779年)の寄進です。

稲荷社の本殿。

末社

えびす様。

日本三大珍宝・・・

見るしかない(笑)

手前から、

男鳥居、女鳥居、子鳥居。

這いつくばって参拝?

いえ、お腹がつかえて出来ません(笑)

覆屋の中に本殿が

大切に配置されています。

陰陽神由来。

国東塔。

案内。

宮重社。

参拝。

石橋にも別れを告げ、

次なる目的地「山神社」へ。

今日の癒し

御社殿横の砂模様に癒やされました。

丁寧に掃除して、

参拝者を迎えてくださる伊美別宮社の

宮司さんに感謝です。

珍百景

石垣参道横の池に佇む

小便小僧の像。

神社に小便小僧という取り合わせ、

生まれて初めてみたかもです!

 

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