岩崎城(愛知県日進市)後編
史実でなくても
恐らく、戦国時代の岩崎城は、
大きな砦くらいのものだったでしょう。
そんな場所に建てられたのが、
「展望塔岩崎城」という、
天守風の展望台です。
忠実な史実とは異なっていますが、
訪問者の僕たちを楽しませてくれ、
岩崎城やその地域の
歴史を知る事が出来、
これは、これで良いと思います。
やはり、頑なに「現状保持」などとは、
思わない柔軟な心が、
過去の遺産を
護ることにも繋がるのですから。
展望塔岩崎城
岩崎城歴史記念館と
その周辺を巡った後は、
展望塔岩崎城へと向かいます。
正面。
思った以上に立派で、
威風堂々とまでは言い過ぎでしょうが、
かなり、「作り込まれて」いますね!
石垣の下から見ても、
古い天守と遜色ない位に完成度は高く、
見応えは十分。
算木積み的な角部分。
これもなかなか良いな~!
現代の石工さんたちも
かなり頑張ってますね。
大手門(勝手に名づけました)。
桝形虎口的なエントランス。
城内側から見た天守。
(もはや天守と書いてしまいました)
入口。
ここからは靴を脱いで上がります。
展示室へ。
日進城郭配置。
岩崎城のジオラマ。
日進の年中行事。
岩崎城だより。
年四回の発行です。
にわさきくん。
そして、二階へ。
小牧山城の紹介。
田峯城の紹介。
本丸御殿があるとは・・・
行ってみたいかも(笑)
妻木城。
これを見た妻が、
「妻木氏って明智光秀の奥さん、
煕子さんの家じゃない?」
さすが、戦国女子(笑)
僕は知らなかったので、
ただただ感心です。
紙で出来た甲冑の展示。
素晴らしい出来栄えに
本物と間違いそうです。
驚くべき完成度!
こちらは子供用。
今は、コロナウイルスの関係で
着用体験は出来ませんが、
こんな姿の写真を残せたら
どれだけ良い思い出になるでしょう。
さらに上へ。
岩崎城の戦いがよくわかる
「三河「中入」作戦と岩崎城」
岩崎城から岡崎まで四里(12Km)、
ここで、丹羽氏重が、
池田恒興隊を足止めさせなかったら、
岡崎城下は焼かれ、
日本の歴史は変わった・・・
かも知れません。
丹羽氏は所領を移りながら、
明治維新まで存続しています。
小牧・長久手の戦いと岩崎城。
ようやくこの戦いの流れが、
頭に入ってきました(笑)
展望室は僕たち二人の貸し切り。
この距離感が、
僕と妻のソーシャルディスタンス(笑)
展望室の外は一周できます。
北側の展望。
東側の展望。
南側の展望。
西側、名古屋市方面の展望。
最後にこんな展望(笑)
今日の何だろな?
展望塔岩崎城の廊下に置かれた
古くて大きな箱です。
鎧兜を入れるもの?
人が隠れるもの?
何なのでしょうか・・・謎です。