泉頭城・柿田川公園(三島市)前編

 

家康の隠居所候補だった城跡

伊豆半島へ旅する1周間ほど前、

妻がテレビを見ていて泉頭城

(いずみがしらじょう)を知り、

その城が、

「徳川家康の隠居所候補」であった事で、

妻は俄然、興味津々となり、

そして、

もちろん僕も感化され(笑)

泉頭城って静岡の何処なんだ?

そう思ってすぐに調べてみると、

偶然にも参拝予定だった、

三嶋大社のすぐ近くではないですか!

これは家康さんが僕たちを呼んでいるだ!

いつも通り都合の良い解釈ですが、

こんな引き寄せの法則には、

従がうしかありません(笑)

柿田川公園

城跡は「柿田川公園」として

美しく整備されています。

公園でいただいたパンフレット。

右端の「おすすめ順路」に従い、

この通りを辿ってみました。

「前編」で巡ったのは、

公園入口、第1展望台、第2展望台です。

三嶋大社から車で約15分、

無事、駐車場に到着。

観光案内所

まずは、観光案内所へ。

ここで見つけたのが、

泉頭城の案内です。

「家康が求めた幻の隠居所

泉頭城址」

案内を書き出すと以下になります。

「泉頭城は、北条氏が柿田川上流部東側の

自然の川を堀として利用し、

築城したといわれているが、

豊臣秀吉の小田原攻めのときに

廃城となった。

徳川家康は、

親しみのあったこの泉頭の地を、

側近の以心崇伝が記した

「本光国師日記」にも

記載されているように、

元和元年(1615)の年末に

隠居所として決定した。

しかし、家康が縄張りのために

この地を訪問する予定まで

決まっていたにもかかわらず、

翌年早々、急遽中止となり、

隠居所は駿府(静岡市)へと

変更された。

現在、城址の一部は

柿田川公園として

多くの人々に親しまれている。

柿田川は、1985年(昭和60年)に

「名水百選」に選ばれ、

2011年(平成23年)には

「国指定天然記念物」に指定された。」

この一文で、

家康さんがここを隠居所にした意味が、

理解出来た気がします。

天然記念物に指定されるほどの

綺麗な水と、

富士山を間近に見られる絶景の場所。

隠居所として、

これほど心穏やかに過ごせる場所は、

ない気がします・・・

ただ、

豊臣恩顧の西国大名達の動向が、

まだまだ不安だったから、

ここより西側に位置し、

堅牢強固な駿府城のほうが

ベターと考えたのかも知れませんね。

縄張り図を拡大。

観光案内所。

(ここでパンフを貰った)

まずは、観光案内所前の

稲荷神社に参拝。

高野二三の母屋

公園の入口を入ると、

いきなり見えてくるのが

立派な日本家屋です。

この立派なおうちには、

こんな方がお住まいでした。

「高野二三胸像」

案内を要約すると

「明治十六年、福井県今立町の

和紙漉きの家に生まれました。

製紙に適した水を求めて

富士山麓を探索し、

柿田川の水が最適であると決め

昭和六年当地に

高野製紙所を設立しました。

柿田川から引き上げた水で特殊な紙

(海図・壁・襖などに使う和紙)を

作っていました。」

越前和紙の本場から、

さらに本物の「水」を求めて、

大成された高野さん、

なんとも凄い人ですね!

庭へ。

高野さんが楽しんだであろう

回遊式庭園。

亀石や鶴の銅像など、

定番の風景です・・・

(僕は風流がわからない・・汗)

ここ、堀切の名残かも?

石垣か?

いや、コンクリ?

ん~わからんです・・・

第1展望台

最初の目的地、

第1展望台へ。

分岐点。

右が目指す第1展望台、

左が次に行く第2展望台です。

案内。

展望台へは下り階段です。

到着。

景色。

砂をまくりあげなから、

火山噴火のように湧き出る水。

天然記念物 柿田川湧水群。

冒頭を書き出すと以下になります。

「源は約40km北方の

富士山に降った雨や雪である。

これらが地下水となり

三島溶岩流の間を長い年月

(十数年といわれる)を経て流れ、

ほぼ無菌で適度にミネラルを含む、

日本有数のすばらしい湧き水となり、

ここに湧き出している。」

今ここで湧き出ている水は、

十数年前に富士山に降った

雨や雪なんでしょうね!

ロマン溢れる湧水です。

詳しい案内。

第2展望台

次に僕として、

大いに気になる場所、

第2展望台へ。

案内の写真が、めっちゃ綺麗なので、

これと同じ風景を見たくて

ウズウズしていました(笑)

ここも階段を下ると

展望台になっています。

展望台広場。

遠景は、まあ、川です(笑)

ところが、

展望台の真下を見ると・・・

うわ~これは素晴らしい!

木々がブルーの湧き水槽に写って

写真で見た通り以上に、

美しい湧き水の風景ですよ!

さらにアップで撮影。

ホント癒やされますな~!

(後編へ続く)

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください