2018/04/15
神宮外宮(2017年春旅)後編
3回目の参拝で初めて
僕は前職の仕事の関係で、
全国の神社に「出張」として
かなり参拝しています。
神宮にも過去二度来ていますが、
そのどちらも「雨」でした。
時間により
降ったり止んだりもありましたが、
傘がなければ厳しいくらいの雨でした。
そして今回、初めて妻と一緒に参拝し、
遂に(笑)雨が降らなかったのです!
たったそれだけの出来事でも
かなり感動出来るのは、
あまり雨で困らない僕の
二度も雨だったという記憶が
鮮明に残っていたからでしょう。
一緒に行く人で、
天候も変わる?のかな(笑)
別宮へ
外宮の本宮に参拝したあとは、
別宮を巡ります。
亀の形に見える亀石。
この森には、みかん?が成っています。
土宮(つちのみや)。
御祭神は、
大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)
千木は外削ぎ。鰹木は5本の奇数。
一般的に「男神」とされる
セットになっています。
風宮(かぜのみや)
御祭神は、風の神様、
級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)
日本書紀では、
伊弉諾尊の朝霧を吹き払う息が、
この神様になったと書かれいますので、
息=風=風の神様なのでしょう。
参拝。
風宮から階段を上って
多賀宮に向かいます。
多賀宮(たかのみや)
大きな木が入口にあって、
まるで門番のような存在感です。
御祭神は、
豊受大御神荒魂
(とようけのおおみかみのあらみたま)
正宮の御祭神、豊受大御神の
荒魂を祭っているので、
外宮の別宮としては、
最上位とされています。
参拝。
多賀宮の横にあった、
クリスマスを連想させる
葉っぱと赤い実。
神社と何か関係がある木でしょうか?
登ってきた石段を
今度は下りて帰路につきます。
階段から見た風宮。
正宮が見えてきました。
池。
境内出入り口付近を少し外れると、
こんなクスノキに出逢いました。
この幹のクネクネ感といい、
枝振りといい、
ご神域ならではのものですね。
主幹は折れていますが、
樹勢はまだまだ元気です。
これを見て像の鼻(顔)を想像しました。
こちらも凄い。
像の足(笑)
樹齢は400年ほどでしょうか。
巨木がありそうで、
そこまでの巨樹は見かけない
神宮外宮でしたが、
最後に神懸かり的なクスノキを拝めて
大満足でした。
外宮最後の目的は、
「せんぐう館」
館内は写真撮影は禁止なのですが、
伊勢神宮の式年遷宮について
実物大の模型や、
多くの展示、案内があって、
中味はとても充実していますので、
式年遷宮に興味がある人はもちろん
式年遷宮って何なの?という方にも
超お勧めです…
と言って残念なお知らせが。
僕たちが訪問した半年後の10月、
台風の水害で、せんぐう館には
大きな被害が出、今もなお閉館中なのです。
再開の目処が立てば、サイトでも
知らせるそうです。
せんぐう館前の水上舞台。
伝統と最先端
二千年の歴史を刻む、伊勢神宮。
伝統的なものは大切に受け継ぎ、
最先端のテクノロジーも、
受け入れ使いこなすという
やはり日本という国の
真骨頂を見せてくれています。
(大袈裟かな?笑)
SNSの発信も、完璧ですが、
サイトも素晴らしいですよ!