鶴松館(佐土原城址公園)
雨が降ったら博物館
巨田(こた)神社を参拝後、
雨は土砂降り状態になってきたので、
この後の目的地だった、
宮崎市の「清武のクス」、
日南市の「内海のアコウ」、
「鵜戸神宮」などは、
今回はパスする事にし、
雨が降った時の切り札(笑)
博物館系の館内で楽しめる場所へと
予定を変更しました。
その第一弾が、
佐土原城の二の丸跡に建てられた
鶴松館(かくしょうかん)です。
鶴松館(かくしょうかん)へ
同じ佐土原町内の巨田神社から
鶴松館までは車で約5分、
あっという間の到着です。
案内板(タイルなので案内石?)
営業時間や入館料の
切り貼り状態を見ると、
試行錯誤の過去が垣間見られ、
地方観光地の存続や繁栄の
難しさを実感してしまいます。
日本という国は、
あくまでも関東・東京中心の国。
江戸時代から何も変わっていません(汗)
「地方活性化」というのは議員さんの
票集めの呪文にしか
なっていない気がします(笑)
駐車場は僕たちがほぼ独占。
佐土原の案内図。
雨にぬかるみながら館へ。
妻の靴底からは速攻雨水が
大侵入・・・。
島津家の丸十マーク。
ここは現在宮崎県だけど
江戸時代は島津家の領地でした。
門へ。
雨が強くなって来ましたね。
お~いきなりの
顔出しパネルではないですか!
二段の踏み台に島津家の家紋とは、
見えないお洒落に思わず感動ですよ。
もちろん、見えないお洒落を
妻に踏みつけて貰い・・・
いや乗って貰い、
顔出し撮影は無事完了。
番傘だったらもっと雰囲気出たかも(笑)
館内へ
館内は撮影禁止なので、
ここでの写真はありません。
しかし、親切な職員の女性が、
館内全部を案内してくれたのには、
本当に感謝しかありません。
パンフレット。
ここで、僕の印象に残ったのは、
お城関係を除けば、
昔使われていた鬼瓦です。
これは現在のもの。
こんな感じで、
本殿に付けられていた古い鬼瓦が
ここで見られるなんて、
まさに雨のお陰ですね!
建物と庭園
館内を堪能した後は、
外観の撮影タイムです。
庭園の案内。
左が書院と呼ばれる
歴史資料展示室。
右が島津家に伝わる金屏風や
佐土原人形を展示している大広間。
僕がこの写真を撮っている最中、
ずっと雷が鳴っていて、
職員の方も妻も、建物に隠れて、
「雷が傘に落ちるから危ない!」
なんて、心配してくれました。
しかし、僕は撮影を続行(笑)
幸い雷様も落ちて来なく、
無事撮影は完了しました。
大広間アップ。
書院アップ。
書院内から庭を撮影。
書院の裏側から城跡方向を撮影。
ここでは日本最南端の天守台も
発見されています。
以前の台風被害で、
現在、城山の散策は出来ませんが、
縄張り図や写真を見ると、
かなり急峻な山城のようです。
妻は「良かった、山登りしなくて」
な~んて安心していました(笑)
大広間の側面。
枯山水。
大広間から見た庭園。
お見送り
大雨の中、
職員の女性にお礼を述べて、
鶴松館を後にしようと
門をくぐったその時・・・
妻が、
「あれ、サギちゃんじゃない?」
と言うので、見てみると
降りしきる雨の中、
駐車場入口側から
この門の横の塀をめがけ、
一羽のアオサギが悠然と
飛んで来ているのです。
妻のおばあちゃんが、
アオサギの姿で
お見送りに来てくれたのだと
ふたりして感動。
最後の締めのアオサギちゃんで、
やっぱりこの雨は、
幸運の雨だったと実感しました・・・
が、
本当の幸運はこの後に訪れたのでした!