巨田神社(宮崎県宮崎市)

 

お墨付き

肩書が幅を利かせるのは、

一般社会だけではなさそうです。

神社を巡る時に、

「国宝」とか「国指定重要文化財」の

お墨付きがあれば、権威に弱い僕は、

それだけで行ってみたくなりますから(笑)

今回参拝した巨田(こた)神社も

その肩書のある神社の一つで、

室町時代後期に建立された

本殿を有する古社です。

巨田神社へ

都萬神社参拝を終え、

車で走ること30分、

巨田神社前の駐車場に到着です。

立体画像付きの立派な案内板。

左から、巨田神楽の紹介、

巨田神社本殿の紹介、

巨田池の鴨網猟の紹介。

鴨供養塔。

巨田池の鴨網猟についての説明。

江戸時代から400年ほど続く鴨猟で、

鉄砲で撃つのではなく、

網で生け捕りにするのが特徴です。

郷土の名木イチイガシ。

駐車場トイレ横のお面に注目。

巨田神楽のお面と、

お面不要の妻(笑)

拝殿へ

季節外れの台風の影響もあって、

この日は大雨模様の宮崎地方です。

良かった!恵みの雨だなんて、

ポジティブシンキングはしませんが、

なんとなく午後には雨が止む気が

していました。

この「気」というのが人生では意外と

道を開かせてくれるから不思議です。

社叢。

案内板。

室町時代の建立ですが、

今の本殿は元禄八年(1695年)

改修時の外観だと書かれています。

境内へ。

鳥居は移転されて

ここにあるようです。

手水舎。

小ぶりでお洒落ですね。

拝殿へ向かう参道脇には、

古い灯籠がありますが、

左側に並んだ中の一つが

元禄十三年(1700年)

城主、島津惟久が

奉納したものと知ったのは、

このブログを書いている今です(笑)

どれだったのかな~?

拝殿にて参拝。

本殿

やはり本殿が一番のお目当て。

左が拝殿、右が本殿。

Wikipediaによると

「文安5年(1448年)11月8日に

本殿が建立され、その際の棟札には、

大檀那として佐土原祐賀の名が

記されている。

永正5年(1508年)に

修造が行なわれ、現本殿は

天文16年(1547年)の建立、

その後文禄5年(1596年)に

島津豊久、慶長18年(1613年)に

佐土原藩主の同忠興によって

それぞれ修造が行なわれている。」

このように書かれています。

関ヶ原の戦いで、

島津義弘を脱出させるため

身代わりとなり戦死した、

あの島津豊久も

巨田神社を崇敬していたのですね。

ここは本殿周辺も

自由に散策出来るタイプです。

写真撮りたい派の僕には、

本当に有り難いご配慮ですね。

本殿にも直接参拝。

本殿裏から撮影。

そして、本殿を見ていた時、

妻の一言が。

「あれ見て!鬼瓦やない!?」

お~!!

初めて見ましたよ。

本殿の鬼瓦がこんな形で

はめ込まれているのを!

そして、この時思い出したのが、

都萬神社の拝殿で見た鬼(鬼瓦)です。

都萬神社拝殿内に

飾られている鬼(鬼瓦)。

これって、巨田神社の鬼瓦と

同じ形(くぼみ方)をしていますね。

とすれば、昔の都萬神社にも

鬼瓦が装備されていたのかも

知れません。

思わぬ発見との結びつきにかなり

興奮気味の僕でした(笑)

境内社(摂社)

本殿の左右には

江戸時代に建てられた

摂社があります。

本殿向かって右側の今宮社。

貞享三年(1686年)建立。

左側の若宮社。

享保十二年(1727年)建立。

本殿バックにツーショット。

拝殿前の敷地奥にも

境内社が見えます。

御祭神は不明。

こちらは、「御腰掛石」

景行天皇がこの地を巡幸された時、

腰掛けられたといわれる石です。

巨田の大池

巨田神社参拝後は、

鴨網猟が行われると書かれていた、

近くの巨田の大池を散策すべく

カーナビを頼りに行ってみました。

池のほとりに到着。

車を降り、土手に上がって

池を眺めようとしたら

こんな注意書きを発見。

道を塞ぐように設けられた

ネットの前には、御触書が(笑)

「この巨田大池は400年の伝統ある

佐土原町文化財指定、

鴨網猟保存区域です。

左記、期間中の土手に上がる事を

厳禁致します。

一.期間 11月15日より

翌年2月15日まで」

この日は11月24日。

という事は・・・登れない~(汗)

まだ(笑)犯罪者にはなりたくないし、

疑われたくもないので、

車の中から撮影。

土手の向こうに池と

猟場が広がっているはずです(笑)

 

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