隈上正八幡宮(福岡県うきは市)

 

2つの歴史民族資料館

うきは市には、

西側に位置する吉井民俗資料館

東側にある浮羽民族資料館の

2つの民俗資料館が存在しています。

2つ以上の町が合併して市になった場合、

このような事は多々あるでしょう。

実はこの日、

隈上八幡宮

(くまのうえしょうはちまんぐう)

近くにある浮羽民族資料館にも

訪問したかったのですが、

他を優先してしまい、

行くことは出来ませんでした。

ただ、三回目の

うきは市訪問の口実が増えたのは、

良かったのかも知れません(笑)

隈上正八幡宮へ

Wikipediaによると

「八女香春線」と名付けられた県道は、

福岡県の筑後地方の八女市から

筑豊地方の田川郡香春町まで、

全長90Km近くある

福岡県最長の県道だそうです。

そんな長い県道とは知る由もなく

ただナビが示したその道を使って、

次なる目的地「清水湧水」に

東に向かっていると右側に

朱赤の社殿を発見しました。

予定外&予想外の神社ですが、

やはりこのご縁を

逃す訳にはいきません(笑)

県道に開かれた細い入口から

境内に入り、本殿横に駐車し、

改めて正面から参拝です。

何と、いきなり肥前鳥居とご対面(笑)

佐賀県(肥前)との関係性、

ここでも強かったのでしょうか?。

笠木と島木が三分割、

貫も同じく三分割された

肥前鳥居の構造が、壊れず

コンクリの繋ぎなど修理の跡も無く

建立当時の綺麗な姿を留めています。

柱の裏側を見ても

建立年月などは読み取れませんでしたが、

笠木の先端部分のデザインからして、

この日、若宮八幡神社で見た

寶曆十年(1760年)寄進の

肥前鳥居と近い年代のものと

推定出来ます。

鳥居をくぐった景色が素晴らしい!

参道一番手前の狛犬。

吽形。

狛犬ならぬ狛鷽。

天満宮にはよく見られる

「鷽」(うそ)ですが、

ここ八幡宮にあるのは何故なんだろう?

吽形・・・というか左右同じお口です。

この鷽、とても気になってしまい、

ブログを書く時に調べてみたら

ネットニュースで報じられていたのが、

「隈上正八幡宮の鳩替え神事」です。

へ~鷽じゃなくって、鳩なんだ~と感心。

天満宮の「鷽替え神事」は有名ですが、

鳩替え神事は初めて聞きました。

八幡さまの神使は「鳩」ですから

鳩替えなのかもですね。

という事は、

この狛鷽、実は「狛鳩」かな?(笑)

注連縄柱に渡された注連縄は

小ぶりでさりげないのが

お洒落です。

さらに灯籠と狛犬が一対見えています。

火袋は壊れたのか新しいものと

取り替えられていますが、

寛政五年(1793年)の寄進で、

今から200年以上も前のものです。

こちらは昭和二年のもの。

拝殿前の古い狛犬。

吽形。

寛政十三年(1801年)の寄進。

拝殿が鮮やかな朱赤で、

見ただけで元気を貰えそう(笑)

参拝。

御神木のクスノキと御社殿。

左から本殿、幣殿、拝殿。

社叢。

ひとまずツーショット完了。

境内社

1つ目の境内社は、

護国神社です。

「護国神社」と書かれてはいませんが、

この鳥居と「遺族会」の文字を見れば、

護国神社で正解ではないでしょうか。

ご英霊の方々に参拝。

御社殿向かって左には「海軍」

右側には「陸軍」のマークが

描かれています。

秋葉神社。

名前からすると

火防(ひよけ)、

火伏せの神様ですね。

参拝。

今日の不思議発見

拝殿上の恵方板。

「東、西、南、○」

何で「北」と書かれていないのでしょう?

不思議ですね~!

 

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