神魂神社(島根県松江市)

 

室町時代建立の本殿

神魂(かもす)神社の名前自体が、

神の魂ですから

どれだけ凄い神社なんだと思いますが、

実際に訪問すると、

間違いなく神様から魂を揺さぶられ、

歴史の深さを感じます。

その象徴的なものが、

室町時代後期(戦国時代)の

天正11年(1583年)の再建と

考えられている本殿です。

岩坂陵墓参考地

熊野大社から松江方面に戻り

神魂神社に向かっていると、

左側の山裾に

陵(みささぎ)らしきものを発見。

車を止めるスペースがあったので

降りて見に行きました。

へ〜!

ここは、伊邪那岐命の妻である

伊邪那美命の陵墓参考地です。

古事記に出てくる伊邪那美命が

葬られたとされる比婆山は、

この山だと書かれていますね!

何気なく通っただけで、

こんな場所を見られるなんて、

出雲地方ならではのものでしょう。

宮内庁の管轄で、

入っちゃだめ、魚鳥を獲ってはだめ、

竹や木を切ってはだめと書かれています。

魚っているのかな?(笑)

神魂神社へ

陵墓参考地で、テンション上がった僕は、

(あくまでも僕だけ・・笑)

ウキウキしながら神魂神社へ車を

走らせます。

神魂神社の森。

一の鳥居は、両部鳥居。

参道は、車道と並行しています。

参道を車道にしなかった英断?には、

拍手を送りたいと思います。

ここから森へ入ります。

石段の古さに萌え(笑)

真っ直ぐ行くと遠回りながら

緩やかな坂道、手前の石段だと

めっちゃ急な登りだか、

登りきればそこにはご社殿があります。

石段前の手水鉢。

湧き水が流れる、

この上なく風流なものです。

柄杓もお洒落な竹製ですよ!

しかもこのデザインが、何とも素敵で、

「My柄杓」にしたいくらいですよ(笑)

妻と大きさ比較すると、

手水鉢は、かなりの大きさがあります。

僕たちは近道の急階段を選びました。

拝殿はすぐそこ。

小泉八雲もここに来ています。

案内板。

ここには室町時代初期、

正平元年(1364年)と書かれています。

Wikipediaによると

この年が記された棟札も

見つかっていると書かれているので、

その時の部材も使いながら、

室町末期に再建されたのでしょう。

拝殿にて参拝。

拝殿横から。

桧皮葺の屋根に、太鼓見えて、

いい雰囲気です。

国宝の本殿。

これが、最古の大社造り。

この本殿、床が高い上に、

透かし塀も低く、

間近から拝むことが出来るので、

その迫力と歴史の重みを

ダイレクトに感じることが出来ます。

拝殿と本殿を少し遠方から撮影。

左手前の放水銃が無ければ、

室町末期そのものの光景ですね。

境内社

神魂神社の境内社も

古いものがあり、そのうち二社は、

国の重要文化財に指定されています。

その1つ目がこちら。

貴布禰稲荷社が一つの本殿に

並んで鎮座していて、

こちらも本殿と同じ年、

天正11年(1583年)の建立です。

こちらも檜皮葺の屋根なので、

室町の雰囲気がよりいっそう

伝わりますね。

左横から撮影。

広幅の流造は珍しいデザインです。

狛狐のお顔は優しい感じです。

吽形は特に愛らしい(笑)

稲荷社に参拝。

貴布禰社に参拝。

外山社。

秋葉神社だったか?

・・・記憶がありません(汗)

荒神社。

蛭子社。

武勇社。

参拝後、本殿バックにツーショット。

ここで一挙に室町時代の雰囲気を

ぶち壊してしまいました~(笑)

急な石段を降りて次なる目的地、

八重垣神社へと向かいます。

 

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