清水湧水(福岡県うきは市)

 

上水道施設不要の町

うきは市がいかに水に恵まれている

素晴らしい町かということは、

全国にも稀な、上水道設備が

無い町という点で理解できます。

綺麗な水が井戸から湧き出るので、

改めて上水道を必要としないなんて、

水道水に慣れた僕たちからすると

不思議なような羨ましいような・・・

そんなうきは市で、環境省選定、

日本の名水百選に選ばれているのが、

清水湧水(きよみずゆうすい)です。

また、この清水湧水の上流にあり、

以前僕たちが訪問した、

巨瀬(こせ)の三滝と呼ばれる、

調音の滝」「魚返りの滝」「斧淵の滝

を代表とする耳納連山の清流スポットも

林野庁が全国から選定した

「水源の森百選」の中で、

「滝のある水源の森」として選ばれており

うきは市の「水の宝庫」ぶりが

伺い知れるというものです。

清水湧水へ

僧侶が発見したという清水湧水は、

清水寺(せいすいじ)の境内にあります。

「きよみずでら」と読んでしまいますが、

基本お寺は「○○寺」と書いて「○○じ」

と音読みで読むのが普通のようで、

京都の清水寺も昔、「せいすいじ」

と呼ばれた時もあったようですが、

いつしかみんなが親しみをこめて

「きよみずさん」「きよみずでら」と言うので、

きよみずでらで定着したそうです。

名前の読み方って面白いですね。

清水湧水(清水寺)に到着。

ちゃんと看板もあります。

木の橋を渡って境内へ。

既にここでも湧水が流れています。

一部に水の流れを

取り入れたデザインの横参道。

由来。

建長元年(1249年)、

常陸国(茨城県)の

「日用比丘」(ひようひこ)

という僧が、この地で見つけた湧水と

書かれています。

山門へ

山門の手前左側には、

「三界萬霊塔」という

この世の生きとし生けるものの霊

全てを祀った石塔があります。

ぱっと見た目には、

何だかお墓のようですね・・

いや、お墓でもいいのかな?

霊を祀っているのだから(笑)

山門は高欄が巡らされている

立派な造りで、

歴史を感じさせる木の風合いが

侘び寂びの世界を

醸し出していて、

思わず見入ってしまいます。

門の裏側。

そのすぐ先に、

清水湧水の案内があります。

「名水百選認定証」

水汲み場。

透き通った水。

石橋を渡って池の中にある

水神様に参拝。

お寺に来て最初に参るのは

仏様ではなく神様となりました(笑)

奥の不動明王様にもご挨拶。

不道明王様から見た清水湧水。

神にも仏にも

ご挨拶が完了したところで、

湧水をいただきます・・・

妻の顔よりも大きな柄杓(笑)

きっと水を沢山持って返る人が多いので、

こんな柄杓を置かれているのでしょうね。

 

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