駒宮神社(宮崎県日南市)前編
福祉参道
駒宮神社には、車椅子など
階段の上り下りが困難な方の為に、
スロープ状になった一の鳥居をくぐり、
石段を全く使わずに拝殿まで行ける
「福祉参道」と名付けられた、
専用の参道が設えられています。
拝殿近くの福祉参道(鳥居左側)。
この参道が造られたのは
40年近く前のことで、
ユニバーサルデザインとか、
バリアフリーなどの意識は、
今のように浸透していなかった頃です。
駒宮神社のサイトによると
福祉参道の発案は、
前宮司さんだとか・・・。
親切な駐車場の案内など、
僕たちは境内に入る前から、
「優しさと温かさ」を感じていましたが、
福祉参道こそ、
その極地とも言えそうですね。
御社殿へ
腹ごしらえを完了し、
駒宮神社へ。
社頭。
整然とした境内。
参道右側の「えにし地蔵尊」。
左側には手水舎。
今から約130年前、
明治27年奉献の手水鉢と
現代のセンサー反応自動給水の
コラボレーション。
雪だるまもお出迎え。
めっちゃ癒やされる
自転車に乗ったサンタ。
こんなおもてなしをいただき、
有り難い限りです。
駒宮神社の由緒。
要約して書き出すと以下になります。
「御祭神は初代神武天皇。
神武天皇は吾平津姫をお妃に迎えられ
愛馬龍石号を友にこの地に住まわれた
少宮跡ともいわれています。」
二の鳥居へ・・・
その前に左側の木に注目。
イチョウと妻。
その背後にあるのが、
こちらのトイレです。
トイレの位置がちょっと奥まっていて、
絶妙な感じです。
「福ふくろう」と書かれた暖簾。
ふくろう=不苦労。
お陰で苦労せずに?
スッキリ出せました(笑)
そして、発見したのが、
こちらの案内です。
駒宮神社さんの
お気遣いと優しさに
またまた感動ですよ!
ここから石段で拝殿へ。
狛犬ならぬ狛馬(阿形)。
吽形も優しいお顔で、
僕たち好みです。
二の鳥居の柱は八角形。
一の鳥居以外、
駒宮神社の鳥居の多くが
八角形の柱なのです。
何故、八角形なのか?
参拝中、気になっていたのですが、
本殿参拝後、
境内社を巡っていた時、
その「回答」らしき建物に
遭遇したのですが、
それはまた後編にて書きます。
拝殿の両脇の像たちへ。
石造りの神武天皇像。
こちらは
神武東征神話のクライマックスで、
苦戦していた長髄彦との戦いの時、
金鵄が飛んできて、
天皇の弓の先に止まって、
燃える火のように輝き、
稲妻のように光り、
天皇の勝利が確定的になった場面です。
前回の宮崎の旅で訪問した
青島の「日向神話館」でも
このシーンで完結していました。
(妻はもう忘れているでしょう・・笑)
「日向シャンシャン馬発祥の地」と題され、
神武天皇の愛馬「龍石」を偲び
奉納されたと書かれています。
拝殿左には
リアルな「龍石」でしょう、
優しい目で見つめられて、
ちょっと照れてしまいます(笑)
さらに、もう一匹・・・
猫ちゃんもお出迎え。
駒宮神社、
ホント癒やされますな~!
拝殿にて参拝。
「~神様からのお願い~」
「混雑(三密)を避け、
願いは「密」に」
いや~優しい神様のお言葉、
またまた、心和みます!
右から拝殿、幣殿、本殿。
本殿に参拝。
御朱印
素晴らしい御朱印を
授与していただきました。
この御朱印には、
駒宮神社の歴史と由緒が
ぎゅっと凝縮されていますね!
拝殿前にてツーショット。
駒宮神社、
まだまだ見どころは尽きません!
(後編へ続く)