駒宮神社(宮崎県日南市)後編
八角形
駒宮神社の鳥居の柱は、
その多くが「八角形」です。
何故に八角形なのか?
境内社を巡ることで、
その回答は得られたようです。
本殿横の境内社
こちらは名前がわからないのですが、
なんとなく「龍神」っぽいので、
龍神様にしておきます(笑)
鳥居をくぐって本殿へ。
参拝。
この裏側に「龍神様」と名付けた
その意味が隠されています。
龍の形をした手水舎的な石造物。
雨水が溜まって、
龍のお口から流れるようですが、
本当の意味はわかりません・・・
神楽殿
本殿右横には
神楽殿があります。
参拝・・ではなく見学(笑)
大元宮
神楽殿の裏側には、
境内が広がり、
ここにもいくつかの境内社があります。
この鳥居の柱も八角形。
まずは、
三つの鳥居が建つ境内社へ。
ここは、鳥居はもちろん、
社殿さえも八角形で、
この社殿、吉田神社の大元宮に
よく似ているな~
なんて思っていたら、
こんな石碑を見つけました。
やはり、吉田神社の大元宮を
ここに再現されているようです。
駒宮神社と吉田神社の関係、
江戸時代からずっと続いているのかな?
※「大元宮」は出典により
「だいげんぐう」または、
「たいげんきゅう」の二通りの読み方が
あるようです。
参拝。
大元宮とは、全国八百万の神様を
ぜ~んぶ集めて祭った所ですから、
ここに参拝するだけで、
全国の神社を参拝した事になる
この上なく有り難いものなので、
僕たちは全身にご利益を
浴びまくっていますね!(笑)
以前僕が書いたブログ、
中門の節穴から覗いた(笑)
大元宮の画像とともに
駒宮神社の大元宮を撮影。
過去、多くの神社に
参拝してきましたが、
境内社として吉田神社の大元宮が
八角形で再現されているのは、
初めての体験です。
鳥居の柱が八角形というのは、
やはり「大元宮」の「八角形」と
風水でも全方位から幸運が入り
邪気を祓うと言われる、「八」とが、
ミックスされた結果でしょう。
これで僕なりに、
「八角形柱問題」は完結です(笑)
(違っていたら神社さんゴメンナサイ!)
大元宮の右前、
別天神五柱之神に参拝。
左前、
神世七代十二柱之神に参拝。
祖霊舎
次に祖霊舎へ。
参拝。
右側の黒い石碑は、
神社に貢献した人の顕彰碑です。
宮毘之社
ここは車祓い所にもなっている境内社です。
社頭。
本殿。
御祭神は猿田彦之命、
神日本磐余彦天皇(神武天皇)
宮毘姫之命の三柱です。
参拝。
ここで、
左右の可愛らしい狛犬に注目!
この素朴さがたまらんな~!
台座一体型なのは、
古い時代に造られたものでしょう。
肥前狛犬の初期型などと
相通じるデザインですね。
良いお顔してますな~!
吽形。
こちらも
阿形に劣らぬ、凛々しいお顔です。
龍神之池
宮毘之社のお隣には、
龍神之池があります。
入り口。
この池では人形代流しが出来ます。
いつの間にか溜まった罪や穢を、
「無かった事」にしてくれる、
有り難い神事です。
僕たちは罪も穢もないので(嘘)
やっていません・・・
池を見ると
どなたがが、されていました・・・
きっと、
キレイな体になられているはずです!
パワースポット
駒宮神社の本殿裏側の山には、
パワースポットと紹介された
大岩が鎮座しています。
拝殿向かって左のご神木が
パワスポへの目印です。
案内。
ここからは石段です。
やはり鳥居の柱は八角形。
どうしても、
気になってしまいますね(笑)
お~!見えてキター!
かなりの巨石で、
ここが「御鉾の窟跡」といわれ、
案内を超訳すると
以下になります。
「神武天皇が宮崎の宮に向かわれる時、
御愛用の鉾を納められた
洞窟の跡と伝わり、
この前にて天皇が神事を行われた
祭場跡とも言われる場所です。」
まずは参拝。
そして、この祠の左側を見ると・・・
案内には、
「龍神様のお姿」と書かれています。
しかし、妻は、
「こっちの方が龍神様じゃない?」
そうおっしゃるではないですか!
神様を前にしてこの不届き者が!
な~んて妻には通用しません。
何故ならば、
妻は根っからの正直者なんですから(笑)
この上部が龍に見えるそうです。
言われて見れば、
そんな風に見えるかな・・・。
ということで、どっちも龍神様に決定(笑)
祭祀場に参拝。
こちらは陰陽石と銭石の紹介です。
陰陽に見える石(岩)と
平べったい銭石に参拝。
振り返ると、ここは本殿の真裏です。
最後に改めて本殿を参拝。
これにて、駒宮神社の散策は、
全て完了です。