金刀比羅宮(香川県)その4御本宮へ

 

歓迎されている感

一般企業に於いて、

「社風」というのは、

会社のトップで決まります。

神社の場合も、

宮司さんのお気持ち一つで、

社風(というのかな?笑)決まるはず。

そんな社風が参拝する人たちには、

ダイレクトに響いて来るから、

この社風というもの、侮れません(笑)

僕が参拝して感じた、

金比羅宮の社風を一言で表せば、

「めっちゃ優しい」です。

鳥居に掲げられた

案内幕や、各所の説明など

随所で優しさ感じ、

大いに癒やされました。

ただ、石段の多さに、

足腰の筋肉は、参拝後、

自分で癒やすしかありませんが(笑)

本宮

785段の石段を登りきると

そこは海抜251メートルに鎮座する

御本宮の境内地です。

本宮前の広場からの眺望。

この日は少し霞んでいましたが、

讃岐富士はしっかりと見えています。

展望図。

視界が良い日でも

絶対に見えないであろう、

明石海峡大橋やしまなみ海道が

描かれているのが、

ちょっと楽しいですね。

御本宮拝殿。

御祭神は大物主神。

真正面からの撮影は

ご遠慮下さいと書かれていたので、

斜めから撮影。

ここで見つけたのが、青銅狛犬です。

阿形。

筋肉質の素晴らしい造りですね!

吽形もカッコいい。

拝殿横には、

青銅常夜燈(灯籠)もあります。

頭頂部には、

土佐藩主、山内家の家紋である

「土佐柏」が彫られていますので、

殿様の寄進かも?。

そして、拝殿前にも

青銅常夜燈があります。

葵の御紋が入っているので、

徳川家に関係する方からの寄進でしょうか。

拝殿前に配置されている事からしても、

この常夜燈がより重要なものに思えます。

奉納年は、江戸時代中期、

延享二年(1745年)十月十日。

金比羅宮のサイトによれば、

十月十日は例大祭の日、

そして、

Wikipediaによると、

この前月、延享二年九月、

徳川吉宗は将軍職を

長男の家重に譲り、

大御所となっています。

その代替わりと、

先程の例大祭日と、

この常夜燈奉納とは、

何か関係するのかも知れません。

(全部勝手な推測です)

ちなみに、

金比羅宮には、青銅常夜燈が、

数え切れないほど奉納されているので、

写真撮影していたら

きりがありません(笑)

拝殿と御饌殿。

拝殿向かって左側。

正面だけでなく、

側面にも唐破風が施され、

豪華さ半端なし(笑)

拝殿前の御神木、クスノキ。

左から回廊と御社殿、クスノキ、社務所。

社務所では、

御朱印を授与していただきました。

書いてくださった巫女さん、

達筆ですね!

回廊下をくぐって本殿側へ。

本殿側面の装飾画が素晴らしい!

何とかここまでは見えます(笑)

また、反対側は、別の絵柄です。

○に金の文字が

沢山あって、

本殿を見ただけでも、

金運に恵まれそうですね(笑)

こちらは本殿裏側の境内社、

睦魂(むつたま)神社。

檜皮葺の唐破風付き神庫。

そして、回廊をくぐって、再び表へ。

回廊前の青銅製&石製灯籠。

開運 こんぴら狗みくじ。

三穂津姫社

本宮と回廊で結ばれた先にあるのが、

三穂津姫社

(みほつひめのやしろ)という名の、

大規模な境内社です。

拝殿。

参拝。

大物主神の后、

三穂津姫神を祭っています。

本宮(夫の大物主神を祭る)と

回廊で結ばれているので、

いつもお二人(二柱)で、

行ったり来たりされているかも(笑)

三穂津姫社全景。

神馬。

絵馬堂

三穂津姫社のすぐ横に

絵馬堂があります。

立派としか言いようがない絵馬堂。

海を守る神様だけあって、

海運や自衛隊など

海に関係する方々からの奉納が、

所狭しと置かれています。

何だろう?この現代的な船は・・。

そう思って近づくと、案内があります。

僕たち世代なら日本国民は

全員知っているであろう

太平洋をヨットで単独無寄港横断した

「堀江健一」さんが奉納された、

ソーラーボートです。

中はこの通り奉納品だらけ。

こちらは「流し樽」。

金比羅宮近くの海を通りがかった船が、

お酒の入った樽を海に流し、

それを見つけた漁船が樽を回収し、

金比羅宮に代参するというもので、

流した人も回収し代参した人も、

金比羅宮のご利益を

授かれると伝わり、

今でも海上自衛隊をはじめ、

多くの船が「流し樽」を行っているそうです。

境内社など

境内社や神事関連の建物が

無数に存在する金比羅宮、

全部巡るのは、無理でしょう(笑)

御炊社。

神楽殿。

厳島(いちきしま)神社。

市寸嶋姫尊(いちきしまひめのみこと)

を祭る境内社。

運だめし

最近テレビの旅番組で、

女優の数人が、

ここで1円玉を浮かせる事に

挑戦していたのを思い出し、

僕たちもやってみました。

御饌殿(みけでん)前の水瓶がその場所。

水面に浮いている誰かの1円玉と、

底には沈んだ沢山の

1円玉が見えています。

ラッキーな事に、

妻も僕も成功!

何か良いことあるかも?(笑)

後で知ったのですが、

旭社前の水瓶の方が有名らしいのです。

う~ん、でもここで良いかな(笑)

本宮拝殿前にてツーショット。

この後は、いよいよ奥社へと向かいます。

(その5に続く)

 

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