香色山(香川県善通寺市)前編
訪れてくれた幸運
善通寺・西院の背後の可愛らしい山、
香色山(こうしきさん)の山頂には、
弘法大師空海の祖霊廟の石祠があり、
今回の善通寺参拝では、
初めてこの山に登り、
そこにお参りする予定でした。
しかし当日は、
朝から雨が降り続き、
「これじゃ山登りは無理だろうから
予定を変更すると思うよ・・」
そう妻に話していました。
ところが善通寺に着くと雨は止み、
急に晴れて青空が広がってきたのです。
山道はぬかるんでいるでしょうが、
香色山は低山ですから
登山しても遭難はしないはず(多分)
そして訪れてくれた幸運には
すぐ乗っかってみるのが僕たち流、
結果、
登山道は石段などで整備され、
熊にも出会わず(笑)
最高の登山ができたのでした。
西院からスタート
再度西院に戻って、
香色山を目指します。
西院から香色山を望む。
駐車場を横切り、
登山口の赤い鳥居へ。
案内。
山麓の札所を巡れば、
四国八十八ヶ所を巡ったと同じ
ご利益があるとされる
「ミニ四国八十八ヶ所の参拝」なるものが
ありますが、
僕たちは割愛(笑)して
一目散に山頂を目指します。
稲荷神社
目印が「赤い鳥居」という登山口、
めっちゃ分かりやすくていいですね(笑)
登山口に到着。
「五岳山縦走ルート」の案内。
香色山の背後には、
筆ノ山、我拝師山、
中山、火上山が連なり
この五岳を縦走するルートが
整備されていて、
幼い頃このあたりで遊んだ
弘法大師に思いを馳せることが
出来るようですが、
先人たちの記録によれば、
このルートはかなりハード、
弘法大師さん、迷子にならなくて
ホント良かった〜(笑)
香色山案内図。
スロープと階段を
ミックスして使うと
かなりショートカットができます。
まずは登山口の稲荷神社の参拝へ。
参道真ん中に立つ
稲荷神社の「推し」、
「待ち受け守護」の案内。
スマホの待ち受けがお守りになるとは、
時代の最先端を行く守護神です。
参拝。
ここには授与品が所狭しと
並べられていますが、
これ全部「無人販売所」で、
お金は「賽銭箱」へ入れてくださいと
書かれています。
神様の前だからかも知れませんが、
なんと誠実で平和な町なんでしょう!
登山道から見た本殿。
モダンな造りというか、
周囲のデザインは高蘭(回縁)を意識し、
曲線美がコンクリの無機質さと
実にマッチしていて、
素晴らしいお稲荷さんですね!
奥之院
まずは、
稲荷神社奥之院を目指しスタート。
素晴らしく整備された道。
紛らわしい分岐(笑)
これは石段的な右側が正解。
ここからUターン。
本道は右ですが、
一旦左上の奥之院へ。
稲荷神社奥之院はすぐそこ。
参拝。
本殿にも参拝。
本道に戻ってリスタート。
展望所
少し登ると
いくつかの視界が開けた場所が
現れてきます。
お〜これはいいですね〜!
瀬戸大橋も岡山県も見えています。
ここからは善通寺を俯瞰。
案内板を確認。
讃岐富士と呼ばれる飯野山をズームで撮影。
Googleマップの讃岐富士。
この山は真上から見ても
まん丸なんですよ!
この辺りは赤っぽい石。
柱状節理でしょうか?
むか〜し列島が隆起して
山が出来た頃の
名残かも知れません。
山頂まで236m。
こんなカウントダウンに
心は明るくなれます(笑)
そして、
次なる展望所スポットが
見えてきました。
この案内の右端に
「丸亀城」の記述を発見!
確かに丸亀城らしきものは
見える気がしますが、
肉眼では限界があるので、
ここで秘密兵器を使う事に(笑)
双眼鏡!!
妻の口元が「見えた!」と
言っております(笑)
瀬戸大橋を背景とした
丸亀城の天守と高石垣。
修復中の南西側の石垣も
バッチリ見えていますね!
まだ頂上でもないのに
これだけテンション上がるなんて、
さすが弘法大師さんの故郷ですよ!
こちらは4年前、
丸亀城訪問時に撮った天守です。
妻は忘れていると思うので、
これで思い出して貰えれば
良いのですが・・(笑)
(後編に続く)