鹿屋航空基地資料館(鹿児島県鹿屋市)

 

広く浅く、いつかは深く

旅のスタイルはひとそれぞれ。

僕たちはまずは広く浅く、

そして、沢山回ってみて、

本当に行きたい場所には、

また改めて時間をとって再訪する(かも)。

そんな旅のスタイルです。

なので、

常に夜討ち朝駆け(笑)

超特急の旅かもしれません(笑)

この日最後の訪問地である

鹿屋航空基地資料館には15時半到着で、

閉館時間である17時までの見学では、

全く時間が足りませんでした。

きっと半分も見ていないと思いますし、

海軍カレーも買えなかったし(笑)

「いつかは深く」の候補地として

上位にランクされた

鹿屋航空基地資料館なのでした!

鹿屋航空基地資料館へ

戦前からの海軍航空基地だったものが、

今の海上自衛隊の鹿屋航空基地です。

ここからは多くの特攻機が出撃し、

多くの方々が国の為に

命を捧げられています。

そんな基地の一角にある資料館は、

館内はもちろん、その周辺に

多くの「本物の飛行機」が展示される

中味が濃い過ぎる資料館なのです。

駐車場の前にあるお土産屋さん。

時間の都合で、全く入れず(泣)

車を降りたら一番のお目当てである

二式大艇へと向かいます。

現役を退いた多くの

飛行機を展示している場所とは

道を一つ隔てて、

この一機のみのために提供された

広大な展示スペースがあります。

案内板。

極論を言えば、この飛行艇があったから

キャスターの辛坊治郎さんは、

命が助かったのです。

大東亜戦争(太平洋戦争)の真っ最中、

昭和17年に正式採用されたこの

川西航空機社製の二式大型飛行艇は、

当時の世界水準を超えた飛行艇でした。

戦後、川西航空機は新明和工業と

名前を変えた後も、

この飛行艇の技術を生かし、

US1を世に出し、そして、辛坊治郎さんを

大波の中、助けたUS2を作ったのです。

技術の伝承というのが、

どれだけ素晴らしく、

また大切なのかを教えてくれる

この二式大艇(略称)の実機と出逢え、

僕はかなり興奮していました(笑)

海軍の流れを受け継ぐ

海上自衛隊のこの飛行艇に注ぐ

情熱と愛情と誇りが、

僕の胸にひしひし伝わってきます。

野ざらし感がゼロ!!

どんだけ手入れしているんだろう?

他に置かれている多くの実機は、

野ざらし感しか無いのに(笑)

真後ろから見ると、

ビックリするほど細身なんですね!

そして、

まるで陸上競技場のトラックのような

見学路が整備されています。

機首のアップ。

ピカピカに磨かれた機体に

しばしうっとり。

真正面から。

やはり意外と細い!

妻も敬礼!

この飛行艇で、かなり

時間を使ってしまった為、

閉館までの残り時間はあと1時間ほど。

門。

門を入るとすぐに

天山艦攻雷撃隊の碑があります。

天山とは飛行機の名前で、

戦争末期に日本海軍の

攻撃機として使われた、

3人乗りの飛行機です。

なので、縦に3人一組で

この碑に名前が刻まれているのでしょう。

碑の前には、

「生存者故郷の石

万感の思いをこめてここに納める

海軍攻撃第254飛行隊長

肥田真幸」

と書かれています。

ここに見える

小石は生き残った隊員が

故郷の石を持ち寄ったものなのです。

見た目はただの石なのに

故郷の石というのは、

こんなにも胸に迫ってくる

ものなのでしょうか…

僕は、ここで下関旅行の折に訪問した

故人の志を偲ぶための

長門尊攘堂の万骨塔を思い出しました。

天山艦攻雷撃隊の碑、

こんな素晴らしい碑と出逢えたことに

感謝です。

そんな碑の真ん前には、

天山も搭載していたであろう魚雷が

展示されています。

何も主旨は書いてありませんが、

天山艦攻雷撃隊の方々への鎮魂が

込められているのかも知れません。

その隣には飛行機のプロペラが

展示されていて、真ん中のものは、

天山のプロペラなのです。

これもまた、

何か関係ある気がしますね。

そして、その奥にはUS-1Aの巨体が

展示されています。

二式大艇のDNAを引き継ぐ、飛行艇で、

この後継機が、今活躍中のUS2です。

説明。

機首部分。

大切に保管されている二式大艇とは違い、

こちらの機体は苔むして、

野ざらし感満載でした(笑)

資料館。

入口を入るとこんなゆるキャラが

迎えてくれました。

中でも「にしきどん」というキャラ名、

二式大艇の二式=にしきでしょうが、

なかなか秀逸な名前ですね!

すぐに覚えました(笑)

正面のステンドグラス風の桜島。

これは城山から見た桜島ですね。

特攻隊員の像。

この作者は、

体がかなり不自由な方だそうで、

その体をものともせず

作り上げた心に感動しました。

館内2階からの眺め。

飛行機がたくさん展示されています。

しかもどれもが実機というのが、

スゴイですよね!

そして、この館内少ない

撮影OKのゼロ戦です。

鹿児島周辺の海中から引き揚げられた

二機をベースに、復元されたものです。

素晴らしい復元力ですね!

おもちゃ感が全くありません。

さて、僕も出撃です(笑)

この角度からのゼロ戦も

本当に美しい形をしています。

いわゆる「機能美」という奴ですね。

ツーショットも敬礼!

特攻隊員の遺書なども読みましたが、

それらは全て撮影禁止でした。

当たり前でしょうが…

その展示物の中にあった言葉、

松江護國神社の御朱印と同じ言葉、

「散る桜 残る桜も 散る桜」

これには妻と二人して涙、涙でした…

鹿児島市内へ

鹿屋航空資料館であっという間に

時間は過ぎ、今日の宿泊地鹿児島市に

向かいました。

桜島桟橋からフェリーに乗ったのですが、

これが出港時間にぎりぎり間に合う

超ラッキーを呼び込んだのは、

「こっちがフェリー乗り場よ!!」

と教えてくれた妻のひと言。

僕は道を間違っていたのです(汗)

丁度噴火してくれたので、

記念に撮影。

太平洋戦争の開戦時敢行された、

ハワイ真珠湾攻撃。

その訓練は、

ここ桜島で行なわれました。

僕たちが見ている同じ風景を見ながら

連日猛訓練が行なわれたのかと思うと、

島に向かって海面すれすれを飛び、

模擬魚雷を投下していく

海軍九十七式艦上攻撃機の姿が

見えた気がしました。

ちなみに九十七式の後継機が、

鹿屋で見た碑にあった「天山」です。

鹿児島港に入港。

フェリーにぎりぎり間に合った

僕たちの車は、

もちろん一番最後に

降りることになります。

ここからホテルまで10分ほど、

今日もまた、

東横インのお世話になります(笑)

 

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