ねぶたの家 ワ・ラッセ(青森市)2

 

展示サイクル

「ねぶたの家 ワ・ラッセ」では、

直近のねぶた祭りに出場し、

大賞などの「賞」を取った

大型ねぶたを中心に

作品を展示しています。

僕たちが訪問したのは令和6年6月なので、

昨年、令和5年8月のねぶた祭りのものが

展示されていました。

そして、

改めて公式サイトの情報を見ると、

今月8月8日に終わった

ねぶた祭りで使用されたもが、

僅か3日後の11日には入れ替わって

リニューアル展示されているのです。

このスピード感あふれる

展示サイクルは、

実に素晴らしいもので、

これも、

ねぶたを愛し、誇りに思う

青森の方々あってのことと

心から敬服しています。

展示場

ねぶたが展示されているのは、

小さなコンサートホールほどの広さの

開放的な空間です。

2階から展示場に入ると

いきなり大型ねぶたが俯瞰できます。

ホールが大きいので

動画でも撮影。

牛頭天王ごずてんのう

まずは令和5年のねぶた祭りで、

「ねぶた大賞 最優秀制作者賞」受賞の

「牛頭天王」から見学をスタート。

大きさの比較で妻と共に。

正面から。

僕も妻もこの作品の「大賞」には

全く異論がありませんでした。

(上から目線?笑)

とにかく全ての作りや絵柄、

色出しが完璧で、

作者の魂がねぶたに

乗り移っているかのような

迫力なのです。

将棋の駒みたいな文字看板、

「牛」の文字が牛の角のような書体も

めっちゃ気に入りました。

別コーナーにあった作者紹介。

「第七代ねぶた名人」で、

僕たち夫婦と同じ年生まれとは、

なんか嬉しいような(笑)

モットーは、

「豊かな色の広がりを感じさせる

迫力ある造形をめざす」

間違いなく目指したものが、

牛頭天王ですね!

斜めからだと流れるような造形が

より一層感じられます。

お顔、手、緑の鬼も素晴らしい!

横顔アップ。

筆の使い方が、実に繊細で、

神経が行き届いています。

(勝手な評論・・笑)

足がまたたまらんな!

美しい桔梗紋。

織田信長の家紋?もありますね。

裏側は蘇民将来そみんしょうらい護符を持つ

蘇民将来さんかな?

釈迦降誕しゃかごうたん

次は「優秀制作者賞 市長賞」の

釈迦降誕へ。

降誕と書いて「こうたん」ではなく

「ごうたん」と読むなんて

初めて知りました。

お釈迦様は特別なのでしょう・・・

赤ん坊のお釈迦様と父母(多分)

ゾウさんも喜んでいます(笑)

「天上天下唯我独尊」のポーズ。

裏側は成長したお釈迦様かな?

鹿の背中、亀の甲羅、

全く隙がありません!

お釈迦様の視線に、

僕の心を見透かされているような

素晴らしくも

ドキドキする(笑)作品です。

虎の口の前にウサギ・・・

これは何を意味しているのかな?

食べたいものを我慢しろ・・

そんなお釈迦様の教えか?

ま、まさか!(笑)

大日大聖不動明王

次に「優秀制作者賞」の

大日大聖不動明王へ。

正面。

龍の表情が素晴らしい!

スロープから真横も撮影。

裏側。

天狗の鼻がちょっと可愛いな!

雪山童子せっせんどうじ

大型ねぶたの最後は、

「雪山童子」へ。

「雪山童子は、御釈迦様が

前生で修行をしていたときの名前」

このように書かれています。

「せっさんどうじ」なんて

初めて聞くし、

前世(ぜんせ)ではなく

前生(ぜんしょう)だし・・。

ねぶたを見るだけで、

新たな知識が爆増しますよ(笑)

解説には、

「童子が雪山で修行中、

鬼が不思議な詩を唱えているのを耳にし、

自分を食べることと引き換えに

詩の続きを読むように鬼に願い、

その後、

約束通り鬼の口に身を投げると

鬼はたちまち帝釈天という神様に変わり、

童子を地上に降ろし、

命をかけた修行をほめたたえた。」

このように書かれています。

鬼アップ。

ここから見ると

さらに立体感を楽しめます。

左後方から。

真後ろは・・・

何故か撮影し忘れました(汗)

(続く)

 

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Comment

  1. たま より:

    覚えていらっしゃらないかもですが、お久しぶりのコメントです。
    ねぶた祭は一日跳ねて、一日は有料席で観覧しました(コロナ前ですが)。是非、機会があれば、お祭り当日に動いているのを観てください(^^)

    • tabibito1722 より:

      たまさん、お久しぶりです!
      コメントありがとうございます。
      勿論、おぼえていますよ!
      たまさんは、ねぶたを
      体験されているのですね!
      羨ましいかぎりです。
      本物のねぶたが見られる日が
      来ることを信じて
      私たちも旅を続けます。

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