二条城ガイドツアー(京都市)其の弐

 

耳から入る知識

英会話でも耳で聞くと

頭に入り込み易いとか言いますが、

知識も目からだけよりも

音声で耳から入るというのが、

いかに脳に残るかを

このガイドツアーで体験しました。

僕が今回ブログでは、

ガイドツアーで頭に残っていることを

ガイドツアーをしている

二条城が大好きな団長(社長)が

作った詳しくて面白〜い

オリジナルガイドブックで確認して、

書いているというスタイルです。

写真を見ると、

あの時、あんな説明があったな〜とか

何も見なくても

鮮明に蘇ってくるから不思議です。

もちろん、

僕が興味があることを聞いているからで、

例えば「囲碁の必勝法」を聞いていても

きっと100%覚えてませんね(笑)

二の丸庭園へ

二の丸御殿内部(写真撮影不可)で、

400年の歴史ある部屋や、

狩野さんたちの絵(レプリカ)を

堪能した後は、

御殿前の庭園散策へ向かいます。

二の丸庭園入口付近から見た

二の丸御殿(左)と唐門(右)

二の丸御殿の庭園。

障子が開いている日は珍しいそうで、

いつもはかなり暗い

二の丸御殿の中もよく見えました。

庭園風景。

奥には滝が流れています。

小堀遠州(小堀政一)が作庭したと

断言出来るのはここと南禅寺のみ。

(ガイドツアー聞きかじり)

ここでの団長の説明は、

右の藁で覆われたものが、

過去何十本もあった中で、

最後に残った一本のソテツである事、

そして、御殿の廊下を人が歩く時、

鳥の鳴き声がするような音がなるのは

「鶯(うぐいす)張り」と呼ばれる

工法との説明は実は違っていて、

単なる経年劣化で釘と板のすき間が出来、

結果音がしているだけとの話しでした。

へ〜そうなんだ(笑)

確かに御殿を歩いていると

ずっとキュルキュルみたいな

甲高い音がしていましたね。

経年劣化もまた楽しいかな!

こちらが一本残ったソテツのアップ。

完全に藁で覆われているので、

中味がソテツでなくても

分かりませんよね(笑)

本丸へ

次に本丸へ進みます。

内堀の橋に作られた本丸櫓門。

今までに見た事ない形だな〜っと

思ったら、実は以前、空中廊下があって

この門の上の部分を通っていたのです。

後水尾天皇の寛永行幸の時、

二の丸御殿内からこの二階廊下を通り、

一度も地上に降りず、

天守に2回行かれたそうです。

天皇は地面に足をつけないのが基本だったらしく

天皇の為だけに空中廊下を作ったなんて

今の天皇陛下が地面を歩いていることを思えば、

凄いことですよね!

空中廊下の復元図を持って

ガイドしている団長の話しに聞き入る

僕たち夫婦&団員のみなさん。

本丸櫓門下から見た内堀。

今でも櫓門には二階に上がる階段がある事と

石垣の石がゆがんだ形になっているのは、

天明の大火で焼けた時に

石垣に使っている花崗岩が爆発した

名残ということ。

この二つがここでの案内のメイン。

今は二階が無くても

階段は残っているのです。

確かに石垣が火災で

かなりいびつな形になっています。

ガイドがなければ、

分からないことの一つですね。

本丸内側から見た本丸櫓門。

本丸御殿へ

そしてこの先には、本丸御殿があります。

家光が後水尾天皇行幸前に

改修し増築た時の本丸御殿は

1788年天明の大火で焼失していて、

現在、重要文化財となっている

本丸御殿は、明治期になり

桂宮家の御殿の一部を移設したもの。

これも全部ガイドツアーの聞きかじり(笑)

本丸御殿全景。

むくり屋根と言われる

屋根が逆に反っているのが

公家屋敷の特徴です。

そして、天守閣跡に到着。

ここは家光が改修時に作った天守で、

伏見城からの移築という説もあります。

1750年に落雷で焼失。

落雷で失われた天守の話しは

耳にタコが出来るくらい(笑)

聞きましたが、いったいどのくらい

雷で天守が無くなったのでしょうね。

避雷針とか設置されていたのかは

分かりませんが、

昔の人は恐ろしいものの例えで、

「地震、雷、火事、親父」

とは良く言ったものです。

今は、親父は除外されていますが(笑)

天守台の上でのガイド風景。

ここでの説明も

興味深いものでした。

石垣天端(てんぱ)に

鉄砲狭間(さま)があるのは、

徳川系の城の特徴。

「春はあけぼの。やうやう白くなり行く、

山ぎは少しあかりて、紫だちたる

雲の細くたなびきたる。」

の山はここから見える東山のこと。

そして、右側の少し禿げた山が

大文字焼きで有名な如意ヶ岳。

本丸御殿正面入口。

本丸の石垣。

右端が天守台の石垣。

内堀を外に出ると、

目立たない場所に何やら石積みが。

マニアックな場所もガイドしてくれる

のがこのガイドツアーの特徴。

ここは織田信長が作った

地下鉄工事現場から発掘された

旧二条城の石垣を

移設してここに積んであるそうです。

確かに一般観光客100人中100人

見ないでしょうね〜(笑)

西門の案内。

西門まで行けなかったので、

この写真での紹介ですが、

外堀を回ったときの外側から見た

西門はこちら。

明治以降に木橋は失われていますが、

門や白壁はしっかり残っていて

重要文化財となっています。

本丸の内堀。

左奥見える一段高いのが天守台。

北中仕切門。

人がいない所を撮影したかったのですが、

やはり観光客が多くて難しいですね。

そんな「多く」の中には

僕も含まれているのですが(笑)

案内によると

門の上に立つ土塀と

石垣に囲まれていることから

「埋門」と呼ばれているそう。

北中仕切門の反対側。

厚い鉄の扉が重装備を物語っていますね。

本丸前にあった本丸櫓門を

真横から見たところ。

北大手門の案内。

北大手門を城内から撮影。

城外からはこんな感じです。

ここで、ガイドツアーは終了。

この後、団長を囲んで

喫茶店を貸し切ったお茶会にも参加。

人間関係に緊張する僕でも

趣味が同じだと楽しいものですね。

性別も年代も職業(知らないが)違うし

住んでいる場所も全く違う。

ネットを介して、

そんな仲間が集まれたのは

やはりガイドツアーをしてくれた

攻城団の団長(社長)のお城好きが

こうじて作った会社のお陰ですね。

お茶会終了後撮影した東大手門。

門は閉ざされ、ライトアップされて、

昼間と違った静かな雰囲気も

なかなかのものでした。

今回、大好きな事を仕事にしている

人が経営者(社長)で、

その社長が「自らが対応」してくれる

会社のサービスを利用する事が、

いかに幸せな気分になれるかを体験し、

僕が思っていることと合致して、

今後は好きな事、いや

寝食忘れる大好きなことを仕事にし

関わる人をハッピーにして行こうと

思っている僕の背中を大いに押されました。

いや、思い切り蹴飛ばされたと言っても

過言ではありません(笑)

僕が過去経験した多くの

悲喜こもごもな出来事と、

初体験のガイドツアーで得られた

多くのものがいつか花開くことを願い、

家族とともに未来を見つめて

人生を謳歌していこう!

な〜んて気持ちにさせられた

スペシャルな一日でした。

 

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