與賀(よか)神社の大楠(佐賀県佐賀市)
昔の漢字で出ています
與賀神社は、与賀神社のことです。
神社に行ってみると
この漢字が使われていました。
通常は、「与」を使っているようですが、
やはり正式名称ですから
「與」で書きました。
そしてこの「與賀」の読み方は
「よが」と濁るのではなく「よか」なのです。
だから「よか神社」
九州地方の方言で「よか」と言えば
「良い」「いい」という意味なので、
「良い神社」という響きにも聞こえ
それだけでもこの神社のご神徳は
絶大な物がありそうですし
パワスポ探索好きな方にもおススメですね!
與賀神社へ
佐賀城公園のクスノキで癒された
僕たちは、やっと(笑)本来の目的地、
與賀神社へ向かったのです。
肥前鳥居と楼門が見えて来ました!
ランチを食べて、
すぐここに来るはずが、
楽しすぎる寄り道で、
予定よりも2時間近く
遅れて到着です(笑)
鳥居、石橋、楼門は
ともに国指定重要文化財で、
いきなりこんなに素晴らしいものを見られて
テンション上がりますね!
戦乱や戦災をもくぐり抜け
平成の今まで、変わらず
残っている事の奇跡に感謝です!
これは目指す大楠ではありませんが、
楼門横には壮観な枝ぶりの楠があります。
鳩も出迎えてくれました!
ご由緒書き。
佐賀城のお隣にあるというか
昔は外堀の中にあったこの神社は
鍋島氏は佐賀の鎮守、産土神として
篤く崇敬し、今のご社殿も江戸中期、
鍋島六代藩主の造営と書かれています。
また、僕はご祭神の
與止日女(よどひめ)神を見て、
與止日女神社を思い出しました。
與賀神社の北8Kmくらいに鎮座する
肥前一宮となている神社で、
ここにも大楠があるのです。
この他佐賀には與止日女とつく神社が
いくつもあって、與止日女=豊玉姫が
定着している地域なのかも知れませんね。
肥前鳥居の横には
黄金の文字が燦然と輝く
「国重要文化財」の文字が!
ここから参道を進みます。
鳥居、石橋、楼門の
重要文化財三連発で境内へ。
狛犬の表情がまた
素敵なんですよ!
吽形の狛犬もカエルっぽくて
趣あります。
そして、佐賀名物、
パッツン神馬(笑)
よく考えたら
このタイプの神馬は
佐賀特有のものみたいです。
肥前狛犬、肥前鳥居に次いで、
肥前神馬?とでも命名しましょうか?(笑)
ご社殿の両脇には、大楠が
そびえ立っています!
神額が金ピカ!
亀甲柄が蜂の巣のように見えて、
中に黄金のハチミツが入っているみたいに
思えるのは僕が単なる食いしん坊
だからでしょうか(笑)
ご社殿向かって右側の大楠。
こちらが、今回の目的の楠です。
建物と比較すると、
この楠大きさがわかりますね!
佐賀県の天然記念物指定で、
樹齢は1400年と書かれています。
この木の横には境内社があります。
宝壽森稲荷神社。
この神額の文字はいつ頃のもので
この書体は何なのでしょうか?
気になりますが、解明はまだです(笑)
参拝。
そして、この境内社と大楠の奥には
こんなものがあります。
何十もの石の祠や社が集められています!
よく見ると、恵比須様も
多くいらっしゃいます。
凄い数の恵比須様ですね。
佐賀(肥前)にはこんな素敵な文化が
ずっと受け継がれて来たからこそ
「恵比須八十八ヶ所めぐり」
というものがあるのでしょう!
佐賀県、やっぱり凄い所です…よ!
次にご社殿を挟んで反対側の楠を散策。
こちらもかなり立派な幹をしていて
案内には樹齢1100年とありました。
幹には空洞や折れた跡もありますが、
葉も生い茂っていて、
まだまだ成長しそうな樹勢ですね!
その大楠に守られるようにして、
横には「佐賀恵美須神社」があります。
明治37年、あの「福男」で有名な
兵庫県の西宮神社からのご分霊で
建立されたそうです。
社殿の両脇には石の恵比須様が
これまた石の椅子?に置かれて、
とても大切にされているのが
伝わってきますね!
こちらは社殿向かって右の恵比須様たち。
一番左側、鯛の彫刻が入った碑でしょうか、
「西宮」の文字が見えます。
勧請元の兵庫県の西宮神社に
あったものなのか、
それとも西宮神社のご分霊ですよという
表示なのかはわかりませんが、
このビンテージ感がたまらなく素敵ですネ!
この後、社務所にて
御朱印をいただきました。
御朱印には鍋島氏の家紋も入っています。
ツーショトは忘れませんでした(笑)
これで参拝は完了。
そして、このブログを書く時に
神社の公式サイトを見ると他にも
気になる境内社があることを知り、
また改めて参拝したくなるほど
與賀神社は、とてもよか神社でした(笑)
今日の癒し
境内にまとめられていた
肥前狛犬たちに癒されました。
かなり古く、
初期型の肥前狛犬ばかりのようですね!
素晴らしいです。
どこまでも僕を魅了し続ける
佐賀県(肥前)なのでした!