老松天満社(大分県日田市)

 

偶然の出会い

目移りではなく、

僕たちの

楽しい場所をキャッチするアンテナの

性能が良すぎるからか、

それとも呼ばれる?のでしょうか、

道すがら色んなものを発見してしまいます。

今回は、熊本県小国町の「鍋ヶ滝」を

目指していたのですが、

日田市内を過ぎ、

山あいに差し掛かった時、

またもや見つけてしまいました(笑)

素敵な神社を。

一瞬、時間ないし止めるか?

心でそう思っても車が勝手に駐車場へ(笑)

これもご縁と参拝する事に。

老松天満社へ

いきなり境内入口で、

国道212号線の道路沿いに

鎮座している神社ならではの

エピソードを発見しました。

境内入口の灯籠。

昭和62年9月、

車の事故により壊れたものを

昭和63年1月に再建したことが

刻まれています。

倒壊から再建まで、僅か4ヶ月ですから

この神社さんが、

いかに人々から崇敬されているかが

推し量れるというものです。

元は、天保六年(1835年)の

建立と刻まれています。

寶暦五年(1755年)寄進の鳥居。

こんな古い鳥居を見られて感動。

参道と手水舎。

手水鉢も古そうです。

安永二年(1773年)と

刻まれていますので、

250年近くもの長い間、

現役で頑張られています。

ご由緒。

宝物のラインナップに

「鰐口三体」と書かれています。

江戸時代まではやはり神仏習合で、

神宮寺のようなものもあったのでしょう。

ちびっこ相撲大会に贈る相撲甚句。

甚句の後半部分、

ジーンと来ます・・・

「鎮守の森は消えたけど、

大神様は鎮座する

歴史の里は絶えまじき、

昔を今に伝えたる。

老松神社はヨーホイ、神眠るヨー」

確かに鎮守の森はありませんが、

古い鳥居や手水舎などで、

その昔が忍ばれ、

まさにこの相撲甚句の通りの

老松天満社ですね。

境内の立派な土俵。

両脇の灯籠も何やら古そうだと

思いつつ建立年代を見てみると、

やはり当たりでした。

安永八年(1779年)建立。

古い石造物の宝庫ですよ、ここは。

力石。

案内には、

「宝暦五年、

大鳥居建立の余り石にて作成、

未だに持ち上げた者はいない」

そう書かれています。

宝暦五年という事は、

先程の鳥居を作った時のお話ですね。

ここで、

持ち上げた人第一号を目指し妻が挑戦(笑)

持ち上がったか!?

ま、まさか〜(笑)

新しめの石橋。

狛犬。

吽形。

もひとつ、ユニークなお顔の狛犬。

吽形はゴッツイお顔に、

ひょうきんさもあります。

参道を振り返って撮影。

拝殿にて参拝。

本殿脇には、

随神様の社が見えます。

木造狛犬。

吽形の随神様。

本殿。

素晴らしい

彫刻が施されています。

本殿斜め後ろから。

本殿向かって左側の随神様たち。

光の反射で、綺麗に撮れませんが、

阿形の木造狛犬は、

まるで獅子舞の獅子みたいな

イケメンのお顔です。

随神様。

本来なら阿形とは思いますが、

お口の形からすると

吽形とも言えそうです。

ここで、ツーショット。

境内社と御神木

境内の左端、国道沿いにあるのが、

御神木と境内社です。

御神木。

境内社入口。

何気なく見た鳥居ですが、

こちらも古いもので、

嘉永二年(1849年)の寄進です。

古い石祠群に参拝。

偶然出会った老松天満社、

小綺麗な境内に

鳥居や灯籠、手水鉢など

江戸時代中期に造られたものが

多く残っている

古いもの好きにはたまらない(笑)

素晴らしい神社でした。

 

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