2021/03/30

岡山後楽園(2018年初詣の旅)(岡山市)後編

 

前菜がメインの魚料理に変身

僕の旅は、神社、巨木、お城の三本立て。

だから、その他の施設はあくまでも

サブ的な観光になります。

ここ後楽園も例に漏れず、

岡山城の遠景を見るための場所として

メインのお城に先駆け

いわば前菜的な意味で行きました。

ところが、行ってみると

タンチョウの散策はあるし

タンチョウと一緒に岡山城も撮影出来る

庭園は素晴らしい景観だし、

言い尽くされた言葉で表現すれば

「良い方に裏切られた」場所でした。

フルコースの前菜が、

メインの魚料理に変身したのです!

もちろんメインの肉料理は岡山城です(笑)

タンチョウの優雅な姿を見たのちは

また園内の散策に向かいます。

園内ぶらり旅

タンチョウの園内散策の間、

延養亭(えんようてい)といって

園内が一望出来る

藩主の居間だった場所で箏曲の生演奏が

お正月の雰囲気を盛り上げてくれました。

案内によると

この建物は空襲で焼失し

昭和35年に再建されています。

そして、ここから園内を散策。

能舞台、栄唱の間。(焼失後再建)

大立石(おおたていし)

案内によると

池田綱政が運ばせた庭石で、

花崗岩を90数個に割って運び

元の形に組み上げたものです。

権力者の命令は絶対だから

仕方ないや〜、やるべ〜っと

思いながら運んだのでしょうか?

いや、きっと誇り高き石工たちは

名誉に思って仕事をしたはずです。

石を切るのも運ぶのも組み立てるのも

全てが手作業だったであろう時代に

この石に関わった人たちの

何が何でも立派に仕上げてみせるぞ!

という気概が感じられるのとは裏腹に

実際に石を運んだ人夫の

重て〜なぁ〜!たまらんわい!

これで、こんだけの給料かい!

やっす〜!

な〜んて声が聞こえて来るようで、

今、僕たちが見ている景観には

悲喜こもごもの物語があるのでしょう。

茂松庵(もしょうあん)

戦災後復元されています。

明治以前は花葉軒(かようけん)と呼ばれ

歴代藩主が花や紅葉を眺めて

楽しんだ建物です。

ここまでは雲が多かったのですが、

だんだん晴れ間が多くなり

後には青空だらけ(笑)になっていました。

池の向こうに岡山城が見えます。

素敵な景色に思わずツーショット。

ここは「お勧め撮影スポット」のようです。

確かに絵になりますね!

慈眼堂(じげんどう)

元禄10年(1697年)池田綱政が

池田家と領民の繁栄を願って建立し

観音像を祀っていたものです。

ここにも花崗岩を切って運んで組み立てた

「烏帽子岩」があります。

どんだけ石を運ばせるのが好きやねん!

綱ちゃん、結構わがまま?

しかし、お城の大量の石垣に比べれば

かなり楽勝な仕事かも(笑)

慈眼堂となりの神社に参拝。

御由緒は書いてありません。

「由加神社」と

神額には書いてありましたので、

由加ちゃんという女の子が

祭られている…

いや、そんなはずは(笑)

正確なことはわかりません。

ネットで調べると由加は「ゆが」と

読むのが分かったのと

倉敷に鎮座する由加神社を池田家が

崇敬していたということでした。

だからここにも祭ったのでしょう?

な〜んて、

最後は勝手に結論を出した僕です(笑)

シンプルながらこぎれいな境内。

由加ちゃん(笑)に参拝。

右隣の境内社にも参拝。

きつねの置物があったので、

きっとお稲荷さんでしょう。

そして、広大な園内をまた散策。

小舟を覆う屋根が茅葺きなのがいい!

後楽園には「井田」(せいでん)という

田んぼがあって、

夏にはお田植え祭りもあります。

池に田んぼがある後楽園、

池と田?

池田(岡山藩主の苗字)

そんな洒落は関係ないか〜(笑)

綺麗に区画されていますね。

次に園内を上から見られる

高い場所に移動。

奥に見えるのが、

箏曲の演奏をしていた延養亭で、

その手前の広場がタンチョウが

歩いていたところです。

慈眼堂、由加神社方面も

池に空が映って素晴らしい景観です!

せっかくなので、ここでもツーショット!

濃縮還元ジュースなみに中味が濃かった(笑)

後楽園散策は完了し、

次は今日のメインエベント、

お隣の岡山城へ向かいます。

今日の癒し

池の石に佇む白鷺に癒されました。

妻のおばあちゃんが白鷺になって来てくれました。

水面に映る白鷺の姿がまたいいですね!

 

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