2018/08/20

松尾神社の大楠(福岡県朝倉市)

 

お酒の神様とクスノキ

松尾神社という名前からして、

京都にある松尾(まつのお)大社と

関係があるのかと推測していたら

やはり松尾大社からの勧請でした。

松尾大社はお酒の神様、

酒は百薬の長とも言われ、

健康長寿にも繋がるもの、

その健康繋がりが、お酒と

クスノキにはあります。

楠(クスノキ)は樟とも書き、

クスノキの枝やチップは、

樟脳(しょうのう)として、

医薬品や消毒薬などになります。

そして、驚いたことに、

樟脳は英語では「カンフル」と言う事を

Wikipedia先生は教えてくれました。

そう、あの元気を出すカンフル剤って、

クスノキから来た言葉だったのですね!

なので、

クスノキに触れたり、眺めたりすると

めっちゃ元気が出るはずです(笑)

境内前の案内。

25年前に建てられたもので、

合併前の「甘木市」となっています。

多くの観光地で、このようなものは、

一度建てると、何十年も放置され

そのまま劣化、老朽化しています。

お金の問題なのか、愛情の問題なのか、

諸問題はあるでしょうが、

素晴らしい巨樹があることを

知らせてくれるだけでも

看板の存在は大きいかと思います。

境内入り口。

古い灯篭があります。

文化三年、1806年なので、

建立されてから、

200年以上のものです。

神額。

手水鉢がまたいい味出しています。

化石のような層を持つ

大きな石をくり抜いて作られていて、

そのくり抜いた形は、

瓢箪(ひょうたん)そっくり(笑)

作った方のセンスは素敵ですね!

拝殿に向かいます。

拝殿向かって右奥に

目指す大楠がそびえ立っています。 

大楠と社殿。

樹勢も良い感じ。

恒例の大きさ比較写真。

本殿と拝殿。

本殿を守るかのような大楠。

なかなか絵になります。

動画も撮ってみました。

この後、境内社などを散策。

大楠の根元には、

この神社発祥の年月日が、

刻まれている石柱があります。

ただ、この石柱自体は、

後世に建てられたものでしょう。

ここには、冒頭でお話しましたように

京都の醸造神である

松尾神社を勧請し、遷座した

経緯が書いてあります。

大楠があったからこの地を

選んだそうです。

境内社。

荒波神社。

ここにも参拝。

最後に大楠と社殿背景に撮影し、

これで松尾神社の参拝は完了です。

 

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