竈神社の大クス(長崎県長崎市)
駐車場問題
過去にも書きましたが、
有名観光地でも無い限り、
駐車場を整備した施設は少ないものです。
特に山の中にある「鎮守様」的な
地元密着型の神社や巨木などの場合、
地元以外の人が来る機会は
殆どといって無いし、
近くに有料駐車場などがあるはずもなく
「迷惑がかからない空地」探しに
必死となるのです(笑)
竈神社までの道は、Google先生に
案内してもらったので、
スムーズにたどり着けましたが、
やはり駐車場は見つかりません・・・
こんな時、あきらめてしまう場合も
過去何回かありましたが、
ここはどうしても外したくない場所だったので、
神社横のゴミ収集場所前の
スペースに停めさせていただきました。
この問題、
だれかAIとかで、
解決してくれないものでしょうか(笑)
竈神社へ
御社殿のすぐ上側に車を停めたのですが、
車を降りるとこんな景色が広がっています。
境内から見える天草灘。
山の中なのに海が見えるのは、
ワクワクするものがありますね。
動物は太古の昔、
海から陸に上がった生き物だから
そう思うのでしょうか(笑)
また、
手前の海岸は宮摺海水浴場で、
釣りスポットでもあります。
ここから石段の参道を逆戻りして下り
改めて振り返ったのがこんな光景です。
大クスと肥前鳥居。
侘び寂びの世界というか(大袈裟?)
これを見られただけでも
ここに来た甲斐があるというものです。
鳥居の建立された年などは、
わかりませんが、
笠木の先端が明神鳥居と
似たデザインなので、
肥前鳥居としては「後期型」とでもいうか、
江戸時代の中期位のものでしょう。
素朴な形の神額。
アップで撮ると笠木と島木が
一体化して、パズルのように
組み立てられた肥前鳥居の構造が
よく分かりますね。
さらに接近。
石段を塞ぐような枝ぶり。
妻に持ち上げてもらいました(笑)
頭をかがめて拝殿へ。
振り返って撮影。
巨木の根っこの隆起が
石段を押し上げているようです。
人が通るとわかって
幹がこの形に成長したのかも?
灯籠とお手水。
大クスの御由緒。
樹齢は350年と伝えられると
書かれていますので、
神社の創建と同じ時期の生まれのようです。
案内から少し目をずらすと
青空がのぞいていました。
大クスのご利益なのか、
ご神威なのか、
朝から曇り空だった長崎で、
初めて見た青空です。
青空を見た後は、参拝。
左が拝殿、右奥が本殿(覆屋)。
最後にツーショットで〆。
ゴミ収集場所に誰も来ることなく、
この日最後の目的地、
稲佐山展望台に向け無事出発(笑)