善導寺の大樟(福岡県久留米市)

 

お寺の歴史は大楠の樹齢

今から800年ほど前に

開山された善導寺。

この境内には、お寺の開山と同じ、

800年という樹齢の大樟が

そびえ立っています。

元々僕は、善導寺というお寺自体に

興味があったのではなく

(仏様ごめんなさい!)

大樟を見たくて参拝したのですが、

巨木をきかっけに参拝すると

興味をそそられる数々のものを発見し

次回は、「お寺自体」を主目的に

訪れたい気持ちになっています。

その中でも一番見たいのが、

2016年に境内で発見された

僕の住んでいるご近所にある、

立花山城の女城主であり、

柳川藩主立花宗茂の妻、

立花誾千代(ぎんちよ)のお墓です。

大樟しか頭になかった僕は、

完全に見逃していましたから(汗)

善導寺へ

久留米市の東側に位置する

善導寺の江戸時代までの寺域は、

善導寺町全域だったそうです。

今でもお寺の敷地は大きく、

歩くだけでも息切れしそうです(笑)

そんな善導寺の裏側に駐車した僕たちは、

息切れをものともせず?

歩いて、反対側の正面まで行き、

改めて参拝スタートしました。

境内入口。

駐車場案内図。

両脇を土塀に囲まれた

石畳の参道は、古くから

あるもののようです。

大門。

慶安4年(1651年)の建立で、

国の重要文化財です。

大門をくぐると大門よりも

より大きな三門(山門)が

見えてきます。

三門(山門)。

案内。

山門とばかり思っていましたが、

「三門」という言葉は初めて知りました。

大善寺を開山した

鎮西聖光上人之像。

筑紫筝碑。

筝曲発祥の地だそうです。

鐘楼堂。

1791年再建の

鐘楼自体も素晴らしいですが、

1649年に鋳造された洪鐘が、

戦時中の金属供出の嵐を逃れ、

今ここに存在していること自体、

なお一層、凄いですね。

大樟

大樟は善導寺のシンボルとも

言えるでしょう。

大楠を中心としたような境内図。

大樟遠景。

迫力満点。

善導寺のサイトによると

左側二本の樟の根本に

建つ石柱があり、

(写真では小さく写っています)

これは秋葉神社の跡であり

石柱は当時の鳥居の足の一部だそうです。

神仏分離によりお寺ではなく、

神社の方が境内から出ていった

(追い出された?)例になりますね。

色んな角度から撮影。

案内によると

善導寺開山の鎮西聖光上人が

植樹され樹齢は約800年と

書かれています。

樟の下にはこんな小坊主もいます(笑)

やはりここは大樟をバックに撮影。

気になる木

特別な名もない木ですが、

境内の一角にこんな木があります。

大切にされていますね。

本堂など

大樟を堪能した後は、

ようやく本堂へ向かいます。

大樟から臨む巨大な本堂。

本堂。

天明6年(1786年)の再建。

その大きさは、間口十五間

奥行き十四間半、建坪217坪と

九州最大級と言われる規模です。

本堂参拝後は境内を巡ってみました。

経蔵。

御廟。

開山鎮西上人の墓。

それぞれの案内。

ここで、善導寺の参拝は完了です。

今日の癒やし

11月というのに

飛んできたアカタテハ(蝶)。

妻のおばあちゃんが

蝶になって来てくれたのでしょう。

逃げないのでこんなに

近くまで寄ってみました。

ただ近影だとちょっと迫力あり過ぎかも(笑)

 

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