大津市歴史博物館(滋賀県大津市)
ジオラマ
大津市歴史博物館には、
いくつもの「ジオラマ」があり
本当に素人にわかりやすい展示で、
大いに好感が持てました。
VRなどの最新技術も大切ですが、
やはりジオラマならではの
立体感は格別です。
館内へ
小高い丘の上に建つのが、
大津市歴史博物館です。
博物館前の景色。
入口へ。
パンフレット。
落ち着いた雰囲気のロビー。
いきなりここで幾つもの見どころを発見。
車石
ロビー右側の柱前に展示されているのが、
車石と名前のつく石です。
「車石とは、
文化元年(1804年)から翌2年、
東海道の大津・京都間に敷設された
牛車の通行用の敷石のことをいいます」
このような案内で、
現代の舗装道路みたいなものでしょう。
100インチビデオシアター
車石の横では常時映像が流れています。
嬉しいことに、
前日、宇佐山城に登る途中参拝した
宇佐八幡神社(宮)の夜祭りが
放映されていたので、6分間、
大いに堪能させていただきました。
八幡大神様、ご縁をありがとう!
地蔵菩薩坐像
ロビーの一番奥に何やら
仏像らしきものが鎮座しています。
地蔵菩薩坐像。
「撮影OK」の表示が付いているのは、
とても親切ですね!
いちいち係の人に、
「撮影出来ますか?」
なんて聞かなくていいですし。
園城寺(三井寺)の境内にある
小関地蔵堂に安置されているものを
ここに展示しているようです。
ネットで公開されている
「学芸員のノートから」を読むと
この博物館が建っている場所は
元は園城寺の境内だったそうで、
そんな場所ならばお地蔵様も
寛がれているのではないでしょうか(笑)
造像は、平安末期から
鎌倉期と推定され、
大津市最大の地蔵菩薩
との案内があります。
今回は園城寺に行く時間がなく、
ちょっと残念だった僕ですが、
このお地蔵様のお陰で、
少しでも園城寺の空気に触れられたのは、
ラッキーでした。
(園城寺には比叡山焼き討ちの時、
織田方の本陣があったというのが
行きたかった理由の一つです・・・)
展示室
ようやく展示室へ(笑)
やはり見どころは、特別展、
「明智光秀と戦国時代の大津」。
大津周辺の案内。
堅田のジオラマ。
「今堅田の戦い」
信長軍の明智光秀が、
滋賀郡を平定した戦いです。
その今堅田の戦いで亡くなった
家臣を弔うための
「明智光秀供養米寄進状」の
写真も掲示されていて、
僕たちは、この前日、
西教寺で実物を見ていたので、
いっそう感慨深いものがあります・・・。
光秀存命中と死後を分けた、
見やすくまとめられた年表。
湖族のまち 堅田。
織田信長と堅田。
「滋賀の陣」は、
織田軍と浅井、朝倉連合軍との戦いで、
結果は、和睦。
思った以上に強かった浅井、朝倉です。
「伝・明智光秀の陣太鼓」。
盛安寺に安置されている陣太鼓を
この期間だけ博物館に展示しています。
案内。
文化十一年(1814年)
「近江名所図会」に描かれた
「光秀陣たいこ」部分。
盛安寺での安置状況。
坂本の町並みのジオラマ。
この他の常設展示も見ましたが、
ほとんど忘れてしまったかも(汗)
それだけ、光秀の展示が
素晴らしかったからでしょう!
本日の展望所
展望所といっても
勝手に僕が名付けただけです(笑)
二階の展示室からの眺望は、
階下で見たときよりも、
いっそう素晴らしいものがありました。