栄山神社(山口市)
必然の出会い
旅の訪問地の2割くらいは、
「偶然の出会い」でしょう・・。
完璧な下調べなんて、
一生かけても出来ませんから(笑)
そして、
栄山神社との出会いも偶然でした。
但し、
「偶然は必然」などと言いますので、
「必然の出会い」と
言い換えるべきかも知れませんね(笑)
崖登り
僕たち、体力の割には、
時々、崖登りもやります(笑)
今回は偶然にも、
いや
必然にも(笑)崖に出くわしました。
俯瞰撮影がしたくて、
どこか道はないかと探したら、
御社殿横の参道を真っ直ぐ歩き、
左側に御社殿を見ながら先まで行くと
こんな茂みに出くわしました。
「散策路」とあるのですが、
僕たちの目的は、
高い所に行くこと。
なので、ここを入ってすぐ左の
崖に出来た道を登ったのです。
妻の「登れるんじゃない?」の
一言で始まった崖登り、
お陰で御社殿の上に出てこられ、
まずはメデタシメデタシです。
ここから少し登ると、
本道にでました。
案内。
これを見ると崖を登らなくても、
別の緩やかな道はあったのですね。
でもショートカット出来たので、
崖登りの意味はあったかな?(笑)
その後見つけたのが
こちらの標柱です。
「栄山神社/もみじ谷。」
早速、神社へGO!
という訳で着いたのが、
綺麗に整備された境内です。
左が栄山神社、右が忠魂碑。
まずは、神社へ。
「由来記」には、
「当社は、明治八年六月、
政府が維新殉難者の霊を祭るため
指定した招魂社で、
山口県下二十二社のうちの
官祭山手招魂社に当たるものである。
(中略)
昭和二十二年ここ栄山の地に移転建設し
名前も栄山神社に改めた。
その後、明治、大正、昭和を通じ、
小郡町にゆかりのある
靖国の英霊を合祀して、
三百五十余柱を祭っている。(後略)」
このように記されています。
山口縣護國神社のサイト内の
「神道講座」で調べると、
元治元年五月、
高杉晋作が奇兵隊の霊を祭るため、
日本最初の招魂場である
櫻山招魂場を下関に建立して以来、
招魂社は山口県の22カ所に
出来ていていて、
栄山神社(山手招魂社)は、
その5番目、慶応元年七月に
建立されています。
鳥居をくぐり中へ。
本殿前に配置された
高さの違う2つの「案」(物を置く台)が、
重なり合って、正面から見ると
鳥居の形に見えますね!
しかも手前には鳥居の影もあるし、
何だかテンション上がってきます(笑)
案を配置した人、
密かにこれを狙っていたのかも?
参拝。
妻は今年のラッキーカラーのグリーンに
テンション上がってました(笑)
斜めから撮影すると、
案は、やっぱり普通の案、
鳥居の形は全くありません(笑)
ここで、ツーショット。
朝の太陽光が、最強のレフ板となり
僕たちの顔は真っ白ですね(笑)
次に忠魂碑へ。
案内には、
「昭和三年に建立され、
西南の役、日清・日露の戦役での
戦死者の鎮魂の碑です。」
このように書かれています。
参拝。
毛利宗家の第29代当主、
毛利元昭さんの揮毫です。
今日の景色
栄山神社境内からは、
小郡の町並みが見渡せます。
逆光ですが、
いい眺めですね。